Google広告から新機能が発表されました
先日アナウンスがあったとおり、日本時間2015年5月6日未明にGoogle広告から新しい機能の発表があり、その内容がGoogle広告の公式ブログでも発表されました。
今回発表された追加機能が大きく分けて以下のとおりです。
・業種に特化した広告フォーマット
・自動化機能の強化
・効果測定の機能強化
今回、「業種に特化した広告フォーマット」として、自動車広告、ホテル広告、住宅ローン広告(米国向け)が発表されました。
自動車広告では、検索ユーザーを画像に誘導し、内装、外装やその他細部まで確認する事が出来るようになるようで、「ディーラー」のリンクをクリックすると、近くのディーラーも表示させる事が出来るようです。
ホテル広告では、グレードや空室状況、ユーザーのレビューなどを広告上で確認する事出来るようですね。
「自動化機能の強化」としては、自動入札機能の強化と、動的検索広告機能の強化が発表されています。
具体的には、自動入札機能の強化では、目標コンバージョン単価の変化で、広告の表示回数や広告費用がどう変化するかのシミュレーション機能なども追加されるみたいです。
動的検索広告の強化では、ウェブサイトの内容に基づいてカテゴリを推奨する機能やカテゴリごとにクリック単価を提案する機能、表示される広告文やそのリンク先ページを確認する機能が追加されるとの事です。
「効果測定機能の強化」では、アトリビューションモデル、デバイスを跨いだコンバージョン測定と自動入札の統合が発表されています。
アトリビューションモデルでは、これまでコンバージョン直前のクリック中心の効果測定だった広告主も、より簡単にアトリビューションモデルを導入できるようにするとの事。
コンバージョン経路全体で、各キーワードの貢献度を計測出来るモデルをはじめ、その他複数のアトリビューションモデルが導入され広告主が最適なモデルを選択することが出来るようになるとのことです。
デバイスを跨いだコンバージョン計測は、デバイスを跨いだコンバージョンを「コンバージョン」列に追加できるようになるとの事。また今年後半にデバイスを跨いだコンバージョンは自動入札機能に統合されるとの事です。
今回、Google広告から様々な新しい機能が発表されました。
業種別の広告フォーマットは、その業種の方々にしか該当しませんが、自動化機能の強化の部分は、より正確に広告を運用していく事が出来ますし、効果測定の強化の部分は最適化をより正確なものに導いてくれますよね。
機能の追加や変更したばかりのころは慣れるまで大変ですが、便利になることに変わりはありませんので、色々と活用していきたいところですね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智