新しい切り口って?
先日、ある方から「新しい切り口ってなんですか?」というご質問をいただきました。
このコラムでも、過去に何度も「新しい切り口を見つけていこう!」と書いていますが、その「新しい切り口」というものがイマイチよくわからない、というご質問でした。
「新しい切り口」とは、新たなターゲットユーザーを探すということです。
もちろん、最終的な目的というのは「サービスや商品を買ってもらう」ということになるのですが、その、扱っているサービスや商品に行き着く入り口はそれぞれですよね。
その扱っているサービスや商品を認知している場合もあれば、認知していないが、そのサービスや商品が解決してくれる悩みから入り(検索され)、サービスや商品を知っていくということもあります。
また、本当は別の商品やサービスを探すつもりだったのに用途の提案をされ、その商品やサービスにたどり着いた、なんてユーザーもいると思います。
そういった悩みであったり、検索をする時のシチュエーションなどから、キーワードを探し出し、そのキーワード(ユーザー)に合った広告文を作り、さらに広告のリンク先で伝え方を考えていくことが、「新しい切り口を見つける」ということです。
“新しい切り口を探す”という事について、キーワードで新しい切り口を探す事もありますが、それ以外でも、例えば「今まで使っていたキーワード」であっても、新しい切り口を考えていく事は出来ます。
同じキーワードで検索をするユーザーであっても、広告文での伝え方によってピンとくる人とこない人がいますよね。
その伝え方を変えることが「新しい切り口」となります。
この新しい切り口を探すという作業は、思いもよらないところからコンバージョンの柱を見つけることになる可能性もありますので、結構侮れませんし、その柱を用意しておく事はリスティング広告で継続して収益を上げていく事にも繋がっていきます。
また、このリスティング広告で見つけた切り口は、リスティング広告だけではなく、他にも様々なマーケティング活動にも応用していくことも出来ますよね。
「新しい切り口」の見つけ方について、自分の業界だけにいると、考え方が固まってしまっていて、新しい発想が出てこないなんてことも多々あります。
そんな時は、その業界外の人と話をしたり、他の業界の事を学んだりなど、見聞を広げると、より良いアイデアが出やすくなるのではないかと思います。
また、他の人から意見を聞くときは、「そんなのないよ」と決めつけたりせず、可能性が少しでもあるかどうか、という事に意識して話を聞いていくと良いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智