Googleアナリティクスのコンバージョンを有効活用する
公開日: 2015年5月22日
リスティング広告を運用すると様々な数値を計測する事が出来ますよね。
広告の表示回数やクリック数、コンバージョン数や1件あたりの獲得コストなど、広告の配信状況から広告の成果の部分まで色々な数値を計測する事が出来ます。
また、リスティング広告を運用する方には、Googleアナリティクスなどのアクセス解析の数値を確認しながら運用する方も多いと思います。
リスティング広告の管理画面だけではわからない、訪問したユーザーの動きや関心度合いなどを計測する事が出来るので広告を改善していくためのアイデアを得ることが出来ますよね。
そのGoogleアナリティクスでデータをとっていく際には、リスティング広告と同様に、”コンバージョンの設定”もしていると思います。
Googleアナリティクスでコンバージョンの計測をする場合、リスティング広告と同じように、例えば、「購入完了」だったり「お申し込み完了」にしている方も多いと思いますが、こういったデータ以外にも、Googleアナリティクスでは様々なコンバージョン計測が出来るため、そのデータを蓄積していくと、また違った角度からリスティング広告の改善のヒントが生まれてくることがあります。
例えば、「リスティング広告から来たユーザーの関心がどれくらい高かったのか？」を確認したい場合、”PDFファイルを開いた”という所でGoogleアナリティクスのコンバージョンを設定したり、”ある特定のページを最後まで読んだ（スクロールした）”という所でコンバージョンの設定をしていけば、関心が高いユーザーなのか、低いユーザーなのかという事が確認出来るかもしれません。
また、実店舗への集客をする場合、”地図の印刷ボタンを押す”という所をGoogleアナリティクスのコンバージョンに設定しておけば、確認する事が出来ますよね。
この場合は、もちろんあくまでも”地図の印刷ボタンを押した”というだけなので実際に店舗まで足を運んだかどうかはわかりませんが、地図の印刷ボタンを押すくらいですから、店舗に足を運んでいないまでも、足を運ぼうという意識はあったのだと考えても間違いはありません。
“リスティング広告からのユーザーが高い関心を示したのにお問い合わせしなかった”のならば「連れてきたユーザーは見当違いではなかったが、何かあとひと押し足りなかったのではないか？」と仮説を立ててコンテンツの改善をしていけば、成約やお問い合わせなどのコンバージョン率を上げていく事が出来ますよね。
同様に、実店舗の集客数があまり伸びていないと思っていても、”地図の印刷ボタンを押す”ユーザーの数を伸ばしていけば、店舗の売上に変化が出る可能性は十分考えられます。
この上記の方法以外にも、Googleアナリティクスでは色々なコンバージョンの設定が出来ますので活用出来そうな部分にコンバージョンを立てて、検証→改善を繰り返していくと、必ずよい方向へ向かうのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
