広告文を作る際に気をつけること
リスティング広告で成果を出すために広告文は非常に重要な役割を担っていますよね。
自社サイトに的確にターゲットを呼び込むことでコンバージョン数を増やしたり、ターゲット以外のユーザーにはクリックさせない事で、費用対効果を高めていったりと、広告文次第でリスティング広告の成果がかなり変わってきます。
たまに、「どのキーワードでも広告文は同じものを使っている」という方がいらっしゃいますが、キーワードによって”ユーザーのサービスや商品に対する理解度や興味”が違いますので、そうなると当然、広告文も変えていかなければいけません。
例えばフラワーギフトの専門店がネット通販サイトを運営していたとします。
「誕生日 花束」、「開店祝い 観葉植物」、「結婚祝い お花」、「葬儀生花」、「お悔やみ花」など、お花が必要になるシチュエーションを、入札するキーワードとして設定していき、「フラワーギフト専門店」というタイトルの広告文を全てに設定したらおかしな事になりますよね。
「誕生日 花束」、「開店祝い 観葉植物」、「結婚祝い お花」などのキーワードであれば、このタイトルでも良いのかもしれませんが、「葬儀生花」、「お悔やみ花」などのキーワードでこのタイトルはちょっと不謹慎な気がします。
もちろん、お葬式用の花を扱ってなく、あくまでもギフト用のお花のみを扱っているお店であれば、”ユーザーにクリックさせない”という意味で、このようなタイトルも有効かもしれませんが、そうでないならば、キーワードにあわせた広告文を設定していく必要があります。
この例はかなり極端な例なので、「そんなことわかっているよ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これと似たような事は結構多いなと感じています。
専門用語が多い広告文だったり、一般の方が見るとイマイチ意味がわからない広告文であったり。
そういった、所謂、「プロ向け」のキーワードであったり、ターゲットがそもそも素人ではなくプロの人だというのであれば、”篩い”にかける意味で、そのような広告文も良いのかもしれませんが、そうではなく、広くユーザーを獲得していきたいと思っているならば、そういった点を見直してみると反応が変わるかもしれません。
広告文は出稿までに良い/悪いと、一概に判断できるものではありません。
現場のプロが見て、「良い広告文だ」と思っていても、ユーザーからの反応が全然無いなんて事もありますので、もしあまり成果を出せていないのであれば、きちんとキーワードに合った広告文が設定されているかどうか確かめてみると良いかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智