比較検討の候補に入るように

公開日: 2015年6月2日大塚　雅智

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方, 競合他社タグ: リスティング広告, 代理店パーマリンク

リスティング広告では、キーワードによるのかもしれませんが、大抵の場合、競合他社の広告も、自社の広告と同じように表示されますよね。

ニッチな業界で、市場を独占しているというのであれば、仮に同じように広告が表示されても、ターゲットが違うため、あまり比較検討されないのかもしれませんが、そうでない場合、競合他社との比較検討されてしまいます。

特に競合他社が同時に多く表示される業界・業種の場合、いかにユーザーから選んでもらう事ができるのか？という事が非常に大切となってきます。

この”ユーザーに選んでもらう”という部分について、ランディングページのコンテンツを変えてみるとか、ランディングページ内で訴求ポイントをズラしてみるとか、リスティング広告の管理画面内での改善というよりは、それ以外の部分で色々と考えてしまうかもしれませんが、リスティング広告の管理画面内でも同じことが言えますよね。

まず、ランディングページのコンテンツを変えるだとか、訴求ポイントをズラす場合には、それに合わせて広告文の変更もしなくてはいけません。

特に検索結果画面に競合他社が一斉に多数表示されている状況の場合、一つ一つの広告をクリックして、全てのランディングページの中身を比較するユーザーもいるのかもしれませんが、大抵の場合、まずは広告文を見てクリックし、ランディングページを見て検討すべき広告なのかどうか判断します。

この広告文の段階で、ユーザーの比較検討の候補に入らなければその先にも進むことができなくなりますので、広告文での表現の仕方には注意しなくてはいけません。

また、広告文を作る際の基本ですが、「広告文中に入札キーワードを入れる」というのも有効ですよね。

ユーザーが検索をしたときに、その検索ワードが広告文中に表示されていれば、ユーザーとしてもミスマッチしていないと認識する事ができますし、広告が表示される際にその部分だけ太文字で表示されるので視認率も高まります。

キーワードの品質スコアにも良い影響が出る可能性も高いので、入札キーワードを入れた広告文作りは心がけていきたいところです。

このほかには掲載順位でも比較検討の候補に入るかどうかが変わってきます。

あたり前の話ですが、掲載順位が上位のほうが比較検討に入りやすいため、広告は出来る限り上位に掲載しておいたほうが良いと思います。

ただ、広告の掲載順位は広告の品質の他に「入札価格」も関係してきます。

掲載順位を上げるためにキーワードの入札価格を上げた結果、費用対効果が合わなくなってしまったというのであれば、コンバージョンを獲得出来ていたとしても意味のないものになってしまう恐れがありますので、その点注意が必要です。

以上です。

もちろん、”ターゲットではないユーザーに対して”広告がクリックされても意味がありませんので、その点考えていく必要がありますが、まずは検索するユーザーの比較検討の候補に入らなければ意味がありませんので、上記の点を気をつけて設定していくと良いかもしれませんね。