やってみなければ結果はわからない
公開日: 2015年6月17日
リスティング広告は出しっぱなしではなく、いろいろと手を加え、改善していく事でより効果的な広告となっていきます。
きちんと効果測定をおこない、仮説を立てて、その仮説に基づいた改善して、効果測定・・・というように繰り返していくことで、今まで以上のパフォーマンスを発揮できるようになります。
もちろん、「仮説がハズれた・・・」、「思惑と違った・・・」という事もあるので、場合によってはパフォーマンスを下げてしまう結果になるという事も考えられますが、そういった結果が出ても、またすぐに改善をしていく事が出来ますよね。
ただ、改善施策によって、メリット・デメリット両方考えられる場合もあります。
例えば、”費用対効果は良くなるけれどもコンバージョン数が下がってしまう”施策とか。
今までの運用してきたデータを元に、「こうすれば費用対効果は良くなるだろう、けれども、コンバージョン数が下がってしまう可能性がある」と考えられる施策については、その実施に躊躇してしまう事もあると思います。
リスティング広告で改善をしていく場合、「最初に定めた目標」に向けた改善が必要で、その目標と、今回の施策の内容や予想される結果を照らし合わせて、実施する/しないを決めていくという事が大前提なのですが、施策に対する予想は”あくまでも予想”であって、実際にやってみると、その予想と違った結果となるケースもかなり多いです。
当初、「コンバージョンを獲得するペースは下がるだろうな」と思っていた施策であっても、実際やってみると、そうではなかったりする事もありますし、「費用対効果はよくなるだろう」と思っていても、実際にはその逆だった、なんて事もあります。
良い結果が出るにしろ、悪い結果が出るにしろ、その出てきた結果は”まぎれもない経験”になりますので、その後の施策の考え方や判断の材料の一つにもなりますよね。
一番良くないのは、”ああだ、こうだといろいろと考えた挙句、何もしない事”です。
何かしなければいけない、という気持ちになっているという事は少なからずアカウントに問題を抱えていて、その問題をきちんと自身で意識しているからだと思います。
改善の施策もいろいろと種類があり、現在抱えている問題を解決するための最善の策をいくつかピックアップし、一つ一つメリット/デメリットを熟慮するのだと思います。
よく考えること自体悪い事だとは思いませんが、頭の中で考えているだけでは解決しない事も多々ありますし、予想と違う事なんて本当にザラです。
よく考えた結果何もしないのであれば、考え込んでいる時間も無駄ですし、何を心配しているのかわかりませんが、そんなに考えているならば、1日でも2日でも、その施策を試してみて、その結果に満足しなければ、元に戻せばいいだけの話です。
リスティング広告の運用を担当する方というのはその企業によって様々だと思います。
社長自ら運用している企業もあれば、広報担当の方、マーケティング担当の方だったり、またはお客様のアカウントを任されている代理店に勤めている方もいらっしゃると思います。
それぞれ立場が違うと責任も変わってくるため、「そう簡単になんでもポンポン施策なんて出来ないよ！失敗したらどうするのさ！」という方もいらっしゃると思いますが、取り返しのつかないような大失敗さえしなければ、その失敗も貴重な経験だと思います。
成功も失敗も、その施策を積み重ねていく事が、今後のより間違いのない運用の経験になっていくのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
