広告文でコンバージョンの男女比の問題を解決する
リスティング広告では、「コンバージョン」という目標設定をおこない、そのコンバージョンを増やすべく、色々と考えて施策をおこなっていきますよね。
例えば、ECサイトであれば「購入完了」という最終目的をコンバージョンとして設定したり、BtoBのビジネスであれば、「お問い合わせ」だったり、「資料請求」であったりと、最終目的の前段階をリスティング広告の目標と定めて設定したりと、コンバージョンの設定はリスティング広告の運用方法やビジネスの目的によって様々変わってきます。
このコンバージョンについて、リスティング広告を運用する上で、”ただコンバージョン数を増やせばよいか”といったら、そうではない場合もありますよね。
会員を募集するサイトなどでは、コンバージョン数や1件あたりの獲得コストは月ごとに改善されていっているのに、例えば男女比を同じようにしたいのに女性ばかり集まってしまうなど、同じコンバージョンでも問題が発生するケースがあります。
ここで「キーワード広告で設定出来る設定はキーワードや広告文だけだから男女比なんか知らないよ」と言ってしまったら、そこから先に進むことが出来ませんので色々と考えていく必要があります。
たしかに、広告主側からすると、設定する事が出来るのはキーワード、広告文、広告のリンク先ページで、その他、広告配信地域や配信時間、曜日(日にち)、デバイスなどですので、男女比をコントロールするためにはこれらを駆使していかなくてはいけません。
アイデアとしては色々と出てくるかもしれませんが、施策例として、「広告文で使う一人称、二人称を男性(女性)向けにする」という事が考えられますよね。
「僕たちの○○~」であったり、「貴女のための○○~」など、広告文に使うことで、広告文を見たユーザーは潜在的に「自分の事だ」、「自分の事じゃないんだ」と意識します。
もちろん、これで100%解決出来るわけではないと思いますが、ある程度男女の比率は変えられると思いますし、定期的にテストを繰り返していく事で、自社が望んでいる男女比に近づいていけるのだと思います。
男性向け/女性向けと、キーワードで分けられるのであれば、それに越した事はありませんが、男性、女性と同じサービスを提供している場合、キーワードで分けることが出来ない事が多々あります。
そのような場合には、広告文を変えてみて色々とテストしていくと面白い県下が得られるのかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智