リスティング広告におけるターゲティングとは
リスティング広告は一般的に、”広く、浅く”という広告ではなく(やろうと思えば出来ますが)、”ピンポイントに”訴求する事が出来る広告ですよね。
本当に欲しいと思っているユーザーをターゲットとして見定めて、そのユーザーに対して広告を表示させてアクションを起こしてもらう、という使い方をしていきます。
そのためには、きちんとしたターゲットユーザー像を選定し、そのターゲットユーザーに対して適切にメッセージを伝えていく、「ターゲティング」が非常に重要となってきます。
では、実際にどのようにターゲティングしていくのかというと、一番にはやっぱり”適切なキーワード選定”ですよね。
リスティング広告はYahoo!、Googleなどの検索エンジンで検索をしたあと、その検索結果画面に表示される広告です。
なので、「ターゲットユーザーが自社の商品やサービスを欲したときに検索をしそうだ」と思われるキーワードをあらかじめ選定しておき、そのキーワードに対して広告を用意しておくことで、興味を持ったユーザーがクリック→購入やお申込みなどのアクション、というように繋がっていきます。
なので、キーワードの設定=ターゲットの選定と言われるくらい、きーわーどの設定は大事なものになります。
このほか、広告配信の設定でターゲティングする事も可能です。
PCユーザーなのかスマホユーザーなのかという「デバイス」であったり、都道府県など「地域」、「時間帯」や「曜日、日にち」なども設定する事が出来ます。
「そもそもPCユーザー向けのウェブサービスだから」と、スマホユーザーは切り捨てるなんてことも出来ますし、「都内の実店舗への来客目的だから」と、一都三県のみに広告配信するなど、ターゲットユーザーが居る部分に集中して広告配信し、その他の部分は切り捨てていく事もターゲティングになります。
こういったリスティング広告に於けるターゲティング、他には「広告文」でもやっていく事が出来ます。
広告文は「よりクリックされるように」広告文を作る方が多いですが、クリックされれば良いというものでもありませんよね。
ビッグワードや範囲の広いキーワードなどでは、同じキーワードを検索するユーザーの中に、ターゲットユーザーもいればターゲットではないユーザーもいます。
そういったキーワードや広告配信設定では分けることが出来ないユーザーを、「広告文」でターゲティングする事が可能です。
ターゲティングの精度でリスティング広告の費用対効果は大きく変わってきます。
キーワードの選定や広告の配信設定だけに力を入れて、広告文はありきたりなものを作って設定しているという方がもしいらっしゃたら、一度、広告文で「きちんとターゲティング出来ているのか」を検証してみるとよいかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智