リスティング広告を少額の予算で始める時の注意点
リスティング広告は、広告を出稿する際に、「最低○○万円」というように、金額が決められているわけではありません。
広告主自身が広告費を自由に決めることが出来るというのも、リスティング広告の特長の一つですので、仮に1万円以下でも広告を出稿する事は出来ます。
このリスティング広告の広告予算について、広告の効果という部分でも、その後の運用や効果改善という部分からも、初期段階でたくさんの予算を掛けるに越した事はありませんが、少額で始めざるを得ないというケースもありますよね。
「どんなもんか、まず1万円だけやってみよう」なんていう方もいらっしゃると思いますし、「元々そんなにお金は掛けられない」という方もいらっしゃると思います。
そういった少額から始める場合、きちんとした準備をしてからでないと、リスティング広告の効果を適正に実感出来ない恐れもありますので、その点注意が必要です。
今回はその「少額でリスティング広告を始めるための注意点」として、以下、気をつけなければいけない点を書かせていただきました。
・ターゲットを絞る
これは一見、”キーワードを絞る”という事と同じように捉えてしまうかもしれませんが、そうではなく、あくまでも「ターゲットを絞る」という事です。
例えば、「○○が欲しい人」というようなターゲット設定をするのではなく、「どんなときに、どんな状況で、どんな理由で○○が欲しい人」というように、細かくターゲットの想定していきます。
このようにターゲットとなるユーザーを細かく絞り込んでいけば、選定するキーワードも自ずと絞り込まれるていくはずです。
さらに、キーワードに限らず、場所、時間帯、曜日、日にち、デバイスなど、想定したターゲットユーザーに合わせたターゲティング設定をする必要があります。
そうする事で少額でもより効果を出しやすくなりますし、もし想定が外れて、結果が出なかったとしても、この想定したターゲットユーザー像がしっかりしていれば、また別の仮説から新たなテストを始めていくことが出来ます。
・効果測定する準備をしっかりとおこなう
リスティング広告は、成功/失敗にかかわらず、その結果を数値として全て記録する事が出来ます。
仮に失敗したとしても、「なぜ失敗したのか」を考えるための材料を残す事が出来ますし、テストマーケティングとして、少額でリスティング広告を導入するのであれば尚更、コンバージョンタグの設定やアクセス解析の設定など、きちんと効果測定をする準備をしなくてはいけません。
もちろん金額が大きい場合でも、しっかり効果測定をする準備をしてからリスティング広告をスタートさせなければいけないが、予算に余裕がある場合には、データを取得する母数も大きくなるので、最悪、広告を先にスタートさせて・・・、なんてことも出来ますが、少額でリスティング広告を運用する場合には少しのデータも無駄にしたくはありませんので、リスティング広告開始前にきちんと効果測定の準備をし、きちんとデータが取れていることを確認してからスタートすると良いと思います。
・月の予算という事をあまり意識しない
リスティング広告では、その予算を決める際「月○○万円」というように決めることがよくあります。
例えば、月に30万円を予算としていた場合、キャンペーンで設定する1日の予算の合計を、1万円とし、広告の運用していく事がありますが、これと同じ事を少額の予算でやった場合、1日の予算が低すぎるため1日のあいだで広告が表示されない時間帯が発生してしまいます。(予算によるインプレッションの損失)
広告の配信頻度が下がれば、それだけ機会損失にもなりますし、比較検討をしているユーザーに対して、広告が出たり出なかったりという状況はけして好ましくありません。
こういった状況にしないためにも、少額の場合には「月を通して○万円」という考え方で運用するのではなく、1日で使い切ってもいいや、くらいの気持ちで運用していくほうが結果として良い結果が出るのではないかと思います。
以上、少額でリスティング広告を始めるときの注意点でした。
例え少額であっても、広告費として使うのであれば、少なくとも投資したその金額以上のリターンは得たいですよね。
より効果的に広告費を使うために、少額の予算であっても、きちんと目的を持った運用をするように心掛けていきたいですね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智