Google広告 ラベル機能を使ってデータ分析をする
リスティング広告では主に、Yahoo!広告とGoogle広告があり、基本的な機能の部分は同じですが、細かなところだと違いがありますよね。
その一つに、Yahoo!広告にはなく、Google広告だけにある「ラベル機能」というものがあります。
これはGoogle広告の管理画面で、キーワードや広告文などに、任意の「ラベル」を付けることで、そのラベルごとに効果や数値の比較や管理をする事が出来るもので、使い方や活用法を知るととても便利な機能の一つです。
例えば広告文のA/Bテストをする場合、1つの広告グループに”価格を訴求した広告文”と、”機能を訴求した広告文”を1つずつ作成したとします。
1つの広告グループ内でだけ、広告文のA/Bテストをおこなうのであれば、ラベル機能を使わなくても、その数値を広告文ごとで比較をすればいいだけなのですが、複数の広告グループやキャンペーンを跨って、それぞれに”価格を訴求した広告文”と、”機能を訴求した広告文”を設定した場合、アカウント全体でどちらの広告文が効果的であったのか検証するとなると、ちょっと骨の折れる作業になりますよね。
そのようなときに、Google広告では「ラベル機能」を設定しておくと、一瞬で”価格を訴求した広告文”と、”機能を訴求した広告文”のどちらが効果的だったのか確認する事が出来ます。
例として管理画面内で、”価格を訴求した広告文”には「広告文01」、”機能を訴求した広告文”には「広告文02」とラベルを作成し、それぞれの広告文にラベルを追加していきます。
あとは、管理画面内左のメニューにある[ラベル]をクリックし、レポートを選択するだけで、ラベルごとの数値を確認する事が出来ます。
また、そのままレポートをエクスポートする事もできるので非常に便利ですよね。
このラベル機能は広告文だけではなく、キーワードごとなどでも付ける事ができますので、”広告グループやキャンペーンを横断したグループ”であったり、”その広告グループ内での更なるグループ分け”などにも活用する事ができます。
最初にラベルを設定しなければいけないので、その点少しだけ手間がかかりますが、目的を持った効果測定をする際には非常に便利な機能ですので、是非活用してみてください。
株式会社アイエムシー 大塚雅智