インプレッションシェアの損失率を活用しコンバージョン数を伸ばしていく

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リスティング広告を運用する上で気をつけなければいけないことは多々ありますが、「コンバージョンが取れるはずだったのに取れなかった」という事態は、なるべくなら避けなければいけませんよね。

コンバージョンが獲得出来ない理由というのは色々とあるのだと思いますが、広告主側の設定ミス?でコンバージョンを取りこぼしていたり、本来ちょっとした作業をするだけでコンバージョンを増やすことが出来た、というのであれば、それは非常に残念な結果だと言わざるを得ません。

例えばよくあるのが、「1日の予算が少ないために表示機会が制限され、コンバージョンを取りこぼしてしまった」などというケース。

予算内で適正なリスティング広告運用をおこなっているのであれば、予算不足に陥ることはないのかもしれませんが、色々なキーワードを試している場合やパフォーマンスの向上で予算が足りなくなる場合など、予算不足になる事って結構ありますよね。

その時に、広告予算をすぐに増やせばいいじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、すぐに予算を増やすことが出来ない場合も多々ありますし、1日の予算はあらかじめ決められているという方も多いと思います。

このような場合、解決策は色々とあるかもしれませんが、手っ取り早く”コンバージョンの取りこぼしを防ぐ”方法として、その決められている1日の予算をさらに細かく分けていき、”コンバージョンが獲得できたかもしれないキーワード”へ、より多くの予算をつぎ込む、という手段があります。

方法としては、比較的効率よくコンバージョンが獲得出来ているキーワードを、新しく別のキャンペーンを作り、そこで管理します。

Yahoo!広告でも、Google広告でも、キャンペーンごとに「予算によるインプレッションシェアの損失率」というものが確認できますので、この新しく設定したキャンペーンの予算を引き上げて、予算によるインプレッションシェアの損失率を出来る限り減らしていきます。

そして、その残った分の予算を、その他のキーワード(キャンペーン)に割り当てれば、予算不足によるコンバージョン獲得の機会損失を減らすことが出来ますよね。

もちろんこの場合、あくまでも「今までの実績から効率よくコンバージョンが獲れているもの」に絞り込んでいくために、予算が削られた部分でのコンバージョンの損失が発生する場合がありますので、そういう意味では完全な施策ではないのかもしれません。

ですが、”限られた予算内で効率的にコンバージョンを獲得していかなければいけない場合”には、このような方法も有効ではないかと思います。

コンバージョンの取りこぼしや機会損失はなるべく防いでいかなければいけない問題だと思います。

その時の状況などにより、解決のための手段や方法は若干変わってくることもあるかもしれませんが、上記のような予算による取りこぼしは、予算の部分だけ解決してしまえばコンバージョン数が伸びていくケースがほとんどですので、予算によるインプレッションシェアの損失率を気にしながら、対策していくと良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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