都道府県ごとに別々の広告文を表示させる方法
公開日: 2015年9月25日
リスティング広告では様々なターゲティング設定がありますが、その中に「地域ターゲティング」というものがあります。
例えば、実店舗への来店目的など、商圏が限られているビジネスの場合、遠方のユーザーはターゲットではなくなる場合があります。
そういったユーザーへの広告配信は無駄なクリックを生む原因となるため、あらかじめ広告を配信する地域を限定する事で、そのような無駄なクリックが発生しないようにする事ができるのが地域ターゲティングの特長でもありますよね。
この地域ターゲティングは、「広告のオン/オフ」以外にも、”その地域だけの広告文”とか、”その地域だけのリンク先ページ配信”などをする時にも利用できます。
実店舗への来店目的でリスティング広告を活用するときであっても、全国に出店していて、その地域それぞれに別の広告文や広告のリンク先ページを設定したい場合などは、この地域ターゲティングを使えば簡単に設定する事が出来ます。
地域ターゲティングの設定はキャンペーン単位で出来るので、日本全国の都道府県全てに、それぞれ違う広告文を表示させたい場合には、47個のキャンペーンを作り、それぞれに地域ターゲティングを設定、広告グループ→キーワードと広告文、広告のリンク先ページと設定していけば、47都道府県それぞれで別の広告文を表示させていく事ができます。
ただ、1つのアカウントあたりに作ることが出来るキャンペーン数はGoogle広告であれば10,000個なので特に問題は無さそうですが、Yahoo!広告の場合100個までしか作ることが出来ないので、47都道府県をさらにキャンペーン割りしていくと足りなくなる恐れがありますのでその点だけ注意が必要です。
キャンペーンが多くなるとその分管理したりするもの大変になってきますが、キャンペーンごとに分けているため地域ごとの予算の配分もしやすくなりますし、都道府県ごとのコンバージョン数やクリック単価、掲載順位などを見ていくと色々と傾向も見えてくるものがあると思いますので、このような条件にあてはまるビジネスを展開している方であればやってみる価値はあると思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
