パフォーマンスが上がらない時こそクリック単価を上げてみる
公開日: 2015年9月30日
リスティング広告は出稿したらそれで終わりというのではなく、出てきた結果を元に改善をしていくことで、より効果の高い広告にしていく事が出来る媒体です。
なので、広告を出稿したあとは効果測定→改善施策というように日々手を入れていかなければいけないので大変な部分はありますが、そこが醍醐味であり、うまくいったときなどは楽しく感じる部分でもありますよね。
改善施策というのはその時の状態や競合他社の状況などで変わってきますが、例えばパフォーマンスの悪いキーワードがあったとき、そのキーワードを出稿停止にしたり、入札価格を下げたりする方も多いと思います。
リスティング広告で費用対効果を高めたいならば、限られた広告費を効果の高いところに集中投下していくというのは基本的な考え方なので、パフォーマンスの悪いキーワードに広告費を投下するならば、その分の広告費を効果の高いキーワードに振り分けたいというのは間違いではありません。
ですが、それはあくまでも改善の手の中の一つで、そのキーワードに対して”適正に評価している”場合に有効なのであって、入札価格を下げたりキーワードを停止にする事が最善の策だとは限りません。
本当はコンバージョンを多く獲得出来て費用対効果も合うキーワードだったのに「掲載順位が低いがために」コンバージョンが獲れない、費用対効果が合わないというケースもあるからです。
もしそうであるならば、コンバージョンが獲れる山を自ら手放してしまうという事ですから、すごくもったいないですよね。
そのような事がないように、「パフォーマンスの悪いキーワードは入札価格を上げてみる」というのも施策の一つのアイデアとして持っておいたほうが良いかもしれません。
広告主側で、今ある手持ちの弾（ウェブサイトだったりランディングページだったり）ではどうにもならない場合もあります。
また、なんでもかんでもパフォーマンスの悪いキーワードは入札価格を上げていくという事をしていっても、アカウント全体のパフォーマンスが下がるだけなので、それはしないほうがいいと思いますが、「なんでこのキーワードでコンバージョンしないんだ？」と感じるキーワードがあるならば、そのようなキーワードは一度入札価格を上げてテストしてみても良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
