パフォーマンスが下がったら数値の比較をしてみる
公開日: 2015年10月21日
リスティング広告は広告の配信結果から、その効果まで、数字で把握する事が出来る広告です。
なので、その数字の意味と改善方法を正しく理解しておくことで、より広告効果の高い広告へと改善していく事も出来ます。
そのためにも、きちんとした効果測定をしていく事が非常に大切だとも言えますが、効果を測定していて、パフォーマンスが高い時もあれば、以前よりもパフォーマンスが下がる時も当然ありますよね。
一時パフォーマンスが下がってしまうというのであれば、そのまま様子を見ていくというのも選択肢の一つになりますが、徐々に下がっていってしまい、一向に上向きにならない場合には、何かしらの対策を講じていかなくてはいけません。
このように、調子の良かったアカウントのパフォーマンスが下がってしまった場合、何かしらの原因が思いつくのであれば、その原因に合わせて改善施策を考えていけば良いと思いますが、原因がわからないというケースも多々ありますよね。
そういった時にはまず、「パフォーマンスの高かった時期と数字を比較してみる」事です。
掲載順位は下がっていないか、広告グループ単位、キーワード単位で広告の表示回数やクリック数の増減はどうか、特定のキーワードでコンバージョン率が極端に下がっていないか、検索クエリはどうなっているのか、など、いろいろと指標を変えて、パフォーマンスの高かった時期と現在の数値を比較する事で、数字の違いが出ている部分を探し、その違いから、「なぜパフォーマンスが下がってしまったのか」を推測していく事が出来ます。
掲載順位が下がってしまっていたら、掲載順位によるコンバージョン率の低下した、と考える事も出来ますし、他社が増えたことにより、取り負けてしまっているという事も考えることが出来ます。
キーワード単位でクリック数を見た場合、今まで効率よくコンバージョンが獲得出来ていたキーワードのクリック数が減ってしまっている、そのためにコンバージョン率は同じでもコンバージョン数が減った、というように見えてくる事もあります。
先ほども書いたように、ある程度原因がわかっている時には、その原因に基づいて改善施策をしていく必要がありますが、その際にも、その原因の裏付けとしてパフォーマンスの良かった時期との数値の比較をするのは有効な手段だと思います。
リスティング広告でのパフォーマンスが下がってしまったとき、「どうしたら改善できるのか」と路頭に迷ってしまう方もいらっしゃるみたいですが、やるべきことがわからなかったら、まずは「数値の比較」をしてみると、先に進める施策が見えてくると思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
