まずはきちんとターゲットを見定めることから
リスティング広告の特長の一つに、「様々なターゲティング機能」があります。
広告の配信地域や時間、曜日、日にちなどのターゲティングは管理画面内で設定する事が出来ますし、スマホユーザーに向けた広告なのか、PC、タブレットユーザーに向けた広告なのか、というターゲティングも設定する事が出来ます。
さらに、広告主側で、ユーザーがどのキーワードで検索をしたときにどの広告文を表示させ、どのページに着地させるのかという事もすべてコントロール出来るため、それらを含めて細かくターゲティングをおこなっていく事がリスティング広告を成功させるポイントの一つになりますよね。
他の広告媒体、例えば新聞の広告だとか雑誌の広告でも、ターゲティングは非常に重要ですが、それらは媒体ごとの読者の属性=ターゲットとなるため、ターゲットありきで媒体を選んで広告出稿していきますよね。
リスティング広告も同じように、まずは「ターゲットありき」で考えていかなければいけないのですが、新聞や雑誌のように、固有のターゲット層があるわけではなく、広告主側で、「固有のターゲット層」に届くよう設定をしていかなければいけないため、その分、新聞や雑誌媒体以上に”ターゲットユーザーは誰なのか?”を考えて広告出稿していく必要があります。
例えば、1つの商品やサービスだけを扱っているお店であったとしても、ターゲットが「どんなときにその商品が必要となるのか」、「どのタイミングで検索をするのか」などによって、広告を見つけるまでのキッカケも違ってきますし、その商品の伝え方も変わってきます。
キッカケが違うという事はキーワードも同じではないケースもありますし、商品の良さや興味の持ち方なども違うため、一方は興味を持つけれどももう一方は全く興味を持たないなんてことも普通に考える事が出来ますよね。
なので、きちんとしたターゲティングの設定をおこなう前に、まずは「ターゲットは誰なのか?」という事をきちんと真剣に検討し、そこからキーワードや広告文、広告のリンク先ページを設定していく必要があります。
うまくいっていないアカウントでは、この「ターゲットの選定」が曖昧であったり、定まっていないケースが多いので、まずはその辺が注意すべき点だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智