目標を明確にしなくては改善しようがない
リスティング広告は、広告を出したら終わりではなく、その後出てくる数値を分析し、目標を達成するために数値を改善していくため、ある意味、広告を出したところが”スタート”となります。
ある程度運用をおこない、その出てきた広告の配信結果から改善作業をおこなっていきますが、この時に必要なのが”目標”です。
リスティング広告を導入する際に、この”目標”を設定すると思いますが、この目標設定の時に、例えば「今よりも集客したい」とか、「もっと顧客の数を増やしたい」というように、あやふやな明確ではない目標を立ててしまうと、どのように改善していったらよいかわからなくなってしまいます。
リスティング広告を導入した後に集客数や顧客数が増えるという事は、ある程度クリアできることだと思いますし、それをそのままにしてしまうと、その後何もしなくてもいいのか?となってしまいます。
例えば、「広告予算○○万円で成約を△件獲りたいから、目標コンバージョン数は△△件だ」というように、目標数値が明確になっていれば、それを達成していないのであれば達成するための改善をしていく事も出来ますし、部分的に達成できていない場合、上記の例で言えば、「広告予算○○目標コンバージョン数はクリアしたが、肝心の成約数が達成できなかった」というのであれば、成約数を達成するためにコンバージョン数を増やしていくべきなのか、コンバージョンの”中身”問題はないのか、など検証をして改善していく事も出来ます。
このようにリスティング広告で、きちんと改善をしていくためには、まず「目標を明確にしていく」という事が大切です。
ただ、はじめてリスティング広告を導入する方の中には、「まだやった事がないから目標値をどれくらいで設定したらいいのかわからない」という方もいらっしゃると思います。
この目標値については、はじめに決めたからそのままじゃなきゃいけないという事もありませんし、リスティング広告を運用しながら自社の広告運用に合わせて柔軟に変更していく事も出来ますので、始めのうちはあまり高い目標設定をせずに、「これくらいなら赤字にもならないし・・・」とか、「1件あたりの獲得コストはここまでならギリギリOKかな」というくらいのラインで設定してから始めてみてももいいと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智