キーワードの選定次第で広告の効果は大きく変わる

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キーワードの選定は、リスティング広告を運用する上で非常に大切な要素のひとつとして認識している方も多いと思います。

ターゲットユーザーがYahoo!やGoogleなどの検索エンジンを使ってキーワードを検索したときに広告を表示させますので、リスティングコウックのターゲティングの核となる部分が、このキーワード選定になるのだと思います。

ターゲットユーザーが自社の商品やサービスを必要だと思ったときに検索をするキーワードは何だろう?と、色々とキーワードを出していき、必要なキーワードなのかどうか判断していくのだと思いますが、このキーワードを選定する作業について、あまり深く考えずに、「ウチは○○を扱っているんだから○○だろう」と決めてしまう方もいらっしゃいますよね。

別にこのこと自体悪い事だとは言いませんが、キーワードの選定の仕方次第で、今までであった事のない層の新たな顧客の発掘が出来たり、ターゲットとして考えているユーザーの興味や関心を知る事が出来たりと、「キーワードを選定する」という事はリスティング広告のパフォーマンスを上げるだけにとどまらず、マーケティング活動をする上でも非常に大切なデータをあつめる事が出来ます。

例えば、ほとんどの商品やサービスがそうなのだと思いますが、同じ商品やサービスであっても、複数の用途があるモノや必要となるシーンが複数ある場合がありますよね。

用途や必要となるシーンが変われば、当然キーワードも変わってきますので、それぞれにキーワードを選定し、それぞれ広告文、広告のリンク先ページを設定する事で、どの用途のユーザーが、どのシーンのユーザーが多いのか/少ないのか、よく反応するのか/反応しないのかなどを知る事が出来ます。

今までは自分が考えているだけのターゲットユーザーに対してだけ広告を出稿していたものを、そのターゲットの幅を広げて出稿する事で、コンバージョンとなれば新しい顧客層の発掘に繋がりますし、コンバージョンが獲得できなかったとしても、その層に対するリーチの仕方を変えてみるだとか、色々と改善策も思いつきますよね。

この用途やシーン別にキーワードの選定をしてみたいと思っていても、自社の商品やサービスの事を自分ひとりで考えているだけでは思いつかないという方もいらっしゃると思います。

長年、その業界の事ばかりやっている”職人”のような方は、柔軟な発想が出来なくなっていたりすることもありますので、そういった場合には、他業界の人から率直な意見を聞いてみるとか、実際、自分のお客様に対して「どのように使っているのですか?」とか「用途は何ですか?」なんて聞いてみると、そんな使いかたをしていたのか!と、新しい発見をすることが出来るかもしれませんよ。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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