リスティング広告の基本をきちんと押さえておく
リスティング広告の運用を「難しいもの」と考えている人も少なくないと思います。
普段の生活をしているだけでは出会わない用語や数値が多く、リスティング広告の運用をしていこうとしたならば、それらを学ぶ事から始めなければいけないですし、新しい機能や管理画面の変更なども都度おこなわれているため、どんどん学んでいかなければいけない事も増えていく・・・、と考えてしまっているのかもしれませんが、確かに学んでいかなければいけないことも多くありますが、基本的な部分をしっかり覚えておけば、あとはどうにでもなる、というのが実際のところなのだと思います。
基本的な部分というのは、リスティング広告の特長でもある「ユーザーが検索をして、そのユーザーに対して広告文を表示させ、ウェブサイトに誘引しコンバージョン(行動)をしてもらう」という点です。
実際に、この部分だけをきちんと押さえておけば、リスティング広告を正しく運用していく事は出来ると思います。
どんなユーザーにでも広告を表示させたい・・・、というわけはないと思いますので、ターゲットと考えているユーザーが自社の商品やサービスを探そうと思ったときに検索をするキーワードを考え、そのターゲットユーザーに響くような広告文を設定し、その広告文に広告のリンク先ページを紐付けていけば、とりあえず広告を出すことが出来ますし、この部分をしっかりと考えて設定しておけば、ある程度の成果も見込めます。
逆に、他の部分の知識が豊富であっても、この基本的な部分を重要視せず、適当に設定し広告をスタートさせてしまうとうまくいかなくなります。
失敗しないためには、まずきちんとターゲットユーザーが検索しそうなキーワードをきちんと選定する、という所からはじめ、ターゲットユーザーが、そのキーワードで検索をする時の場面やシチュエーションを思い浮かべ、どのようなメッセージを伝えればウェブサイトへ訪問してもらえるのか?という視点で広告文を作っていくと良いとおもいます。
あとはこの基本の設定プラス、自社で扱っている商品やサービスに合わせて「地域ターゲティングの設定」や「時間、曜日は威信の設定」、「デバイスの設定」などをおこなっていけば、ひとまずある程度の成果の出せるリスティング広告が出来るのではないかと思います。
年々、いろいろなターゲティング設定や広告の配信機能が増えてきて、ターゲットへの広告配信がより便利になってきているのは事実ですが、新しい機能に目を奪われてしまい、基本的な部分がおろそかになってしまうというのは本末転倒ですので、まずはきちんと基本に忠実なリスティング広告の設定をしていく事が非常に重要だと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智