設定出来るキーワードの入札価格の上限はいくらなのか?
リスティング広告はクリック課金型の広告で、検索をするユーザーが広告をクリックした段階で、広告費が発生します。
この1クリックあたりの広告費は、広告主側で「上限クリック単価」として設定する事が出来るのである程度コントロールは出来ますが、この入札価格が広告の掲載順位にも大きく影響するため、競合他社の多い、競争の激しい業界ではクリック単価の高騰というのも問題となっていますよね。
このクリック単価、広告主としては低い単価で多くのクリックを獲得するに越したことはないと考えますが、費用対効果が合うならば(元が取れる、投資回収が出来るならば)、クリック単価を高めに設定してでも上位掲載したい!という方も結構いらっしゃると思います。
きちんと費用対効果が合う、ということが健全にリスティング広告を運用するための前提ではありますが、実際にYahoo!広告、Google広告それぞれ、広告主側で決めることが出来る入札価格の上限はいくらなのか調べてみました。
まず、Yahoo!広告ですが、これは昨年、それまで「入札価格の上限が9,999円だったものが50,000円に変更となりました」、と発表があったとおり、キーワードの上限入札価格は50,000円となっています。
なので、50,000円以上の金額に設定しようと思った場合には以下のような警告が出ます。
このキーワードの上限入札価格が変更となった時のYahoo!側の言い分は「より柔軟な広告運用に繋げていただく事を目的に、入札価格の上限を変更しました。本変更により、幅広い価格帯での入札価格設定が可能になります」という事で、9,999円の上限いっぱいに入札している広告主が複数いる業界などがあったのではないかと推測する事も出来ます。
Google広告についてですが、ヘルプなどを見てみても入札出来る金額の上限の記載が無かったので、いろいろと試してみました。
キーワードの入札価格を大幅に上げるとこのように警告が出ます。
仮に1,000,000円と入力して保存を押すと、以下のようになります。
で、いろいろと入札価格を試してみると、保存できる金額がこちらでした。
123,320円でした。
123,321円にすると「入札価格が高すぎます」と表示され保存出来なくなるので、123,320円が現在Google広告で設定出来るキーワードの入札価格の上限のようですね。
一応、ドルに換算してみると1,000ドルとなるため、それが上限として決まっている金額なのかな?と思います。
1,000ドルと決められているなら、日本円ではその時々によって変わると思いますので、「123,320円」が正解とはならないと思いますが、現時点では123,320円でした。
もちろんこれはあくまでも、「上限の入札価格」というだけであって実際に支払うクリック単価とは違いますので、大丈夫だとは思いますが、その点だけは勘違いしないようにしましょうね。