競合他社が増えてパフォーマンスが落ちてしまった時の改善方法
12月も半ばに差し掛かり、もうすぐ2015年も終わりですね。
2016年の準備もして、年始からスタートダッシュを決めたいと思っていますが、新年の1月であったり、新年度が始まる4月など、細かい事を言えば毎月月初は広告のパフォーマンスが下がると言う方もいらっしゃいます。
これは1月だったり4月だったり、キリのいいところでリスティング広告を導入する広告主がいるからで、競合他社の変化に気が付かないと「あれ?なんか最近パフォーマンスが悪いな」という感覚になってしまうのかもしれません。
それはイコール「競合他社に取り負けている」という状況になりますので、まずはその原因を突き止め、改善策を考えなければいけません。
こういった状況になった時に、まずチェックすべき点は「過去のデータとの比較」です。
パフォーマンスの良かった先月のデータと比較し、どの部分に変化があったのか、確認していきます。
例えば、競合他社が増えているならばコンバージョン率が下がっているのはもちろんのこと、「掲載順位が下がった」なんてことが考えられますし、「クリック単価が上がった」という事も考えられます。
掲載順位が下がればコンバージョン率も下がってしまう可能性も高いですし、コンバージョンが獲れていたキーワードの掲載順位が下がり、クリック率が下がっていれば、クリック数も下がりますよね。
そうすると、それに合わせてコンバージョン数も減ってしまう恐れがあります。
競合他社が増えたためにクリック単価が上がってしまったのであれば、同じ予算内であればクリック数は減ってしまいますし、クリック数が減ってしまえば、先ほどと同じようにコンバージョン数も減ってしまいます。
このように過去のデータと比較する事で改善すべき点が明確になるので、まずはその部分を前回の水準に戻すという事は、大切なことかもしれません。
あとは、競合他社が増えたにもかかわらず。リスティング広告の配信結果の数値にあまり変化はない、けれども成果の部分(コンバージョン率など)だけが下がってしまったというのであれば、単純に他社に取り負けているだけなのかもしれません。
この場合、競合他社がどの部分に、どんなターゲットを想定して、どんな訴求の仕方や伝え方をしているのかなどの、競合調査をした上で、自社の広告文や広告のリンク先ページの改善をしていく必要があります。
最初に書いたように、競合他社が増えるタイミングというのは新年や新年度、毎月の月初などがありますが、それだけではありません。
「なんだか最近パフォーマンスが落ちたな」と感じた時には、一度自社で出稿しているメインのキーワードを検索し、他社の状況を確認してみると良いかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智