リスティング広告はどこにどのように出るのか?を考えた施策を
リスティング広告は新聞の折り込みチラシや雑誌の広告枠、ラジオやテレビのCMなど、様々ある広告媒体の一つに過ぎません。
企業の広告担当者は、自社で扱っている商品やサービスを今よりも販売していくためには、どの広告媒体が効果的なのか?と考えた上で、広告媒体を決めて広告出稿していくと思いますが、リスティング広告は他の広告媒体に比べて、扱っている商品やサービス、業種、業態など、あまり関係なく、幅広い業界で活用する事が出来る広告ですよね。
そのような特長が広まってきているのか、数年前と比べてもリスティング広告を活用する企業も増え、今ではウェブでの宣伝(広告)ではマストだという方も多いと思います。
リスティング広告は他の広告媒体と比べて、成約率やコンバージョン率が高い広告媒体だと言われています。
それは、キーワードを選定できる点や広告文をある程度自由に設定できる点、同じように広告のリンク先ページでも、自社の商品やサービスを自由に伝えていく事が出来る点などもそうですし、地域や広告の配信時間、曜日や配信デバイスなど、細かくターゲティング設定が出来る、という点も成約率やコンバージョン率を高める要因となっているのだと思いますが、それよりも前提として、「ターゲットユーザーが探しもの(検索)をしたときの行動の直下に広告が表示されるから」というのが一番にあります。
自分で検索をするときのきっかけを思い出してみるとわかりやすいと思いますが、何かわからない事が発生したとき、何か困ったことが発生したとき、何か欲しいものが出来たときなど、その時パソコンの前に居たら、まずは検索してみますよね。
誰か事情に詳しい人がすぐ隣に居たら、その方に聞くこともあるかもしれませんが、自分で適切な答えを探したい場合にはまず検索をします。
例えば、何か欲しいものがあった場合、その商品名を検索してみて「○○買うならこちら!」なんて書いてあったら、とりあえずクリックはしてみると思います。
何か困りごとがあって、その解決策を検索していたら「△△でお悩みの方は」なんて書いてあると、解決方法が書いてあるのではないかと思って見てしまいますよね。
このようにリスティング広告は、自発的に「検索」という行動をした後に出てくる広告なので、その後のアクション(お申し込みやお問い合わせ、購入など)に繋がりやすいと言われています。
こういった点が、他の広告媒体と違う点ですし、リスティング広告の最大の特長と言えるかもしれません。
なので、リスティング広告を出稿する際には、この「検索行動の直下に出てくる広告」という事を意識すると、キーワード選定や広告文作り、様々なターゲティング設定がより具体的になり、結果として良い方向に向かいやすくなるかもしれませんね。
ただキーワードを選定し、広告文を作る。ただランリングページがあるからそのページを広告のリンク先にする、今はスマホユーザーが多いからスマホに重点を置く、などと、「ただ」設定をするのではなく、リスティング広告がどんな時に、どこにどのように表示される広告なのか、をきちんと考えて設定をすると、効果も変わってくるのだと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智