Yahoo!広告 貸金業における広告掲載ガイドラインの変更（広告表現規制）
公開日: 2016年2月3日
リスティング広告ではYahoo!、Google共に広告掲載ガイドラインが設けてあり、その掲載基準を満たした業種・業態、広告でなければ出稿する事は出来ません。
また、特定の業種においては通常の広告掲載ガイドラインとはまた別で特別にルールを設けられているものもあり、それらについては、そのルールに準拠した形でなければ広告出稿する事が出来ません。
「貸金業」においても、広告を出稿する事自体は出来ますが、個別に掲載ガイドラインが設けてある業種の一つで、その掲載ガイドラインをクリアしなければ広告出稿する事が出来ません。
この度、Yahoo!広告では、2016年4月25日より貸金業の広告掲載ガイドラインの一部を変更（追加）すると発表がありました。
追加される点は以下のとおりです。
第9章 広告表現規制
11. 貸金業
（追加）
クリエイティブ内で以下のような表現は使用できません。
(1) 「無審査」「即日融資」「ラクラクキャッシング」など安易な借り入れを助長もしくは過度に強調するもの
(2) 「他店利用者大歓迎」「借入れが困難な方」など他の貸金業者利用者または返済能力のない者を対象とするもの
確かにいかにも問題が起こりそうな部分ではありますが、今まではOKだったようで、4月25日からはこういった表現を広告文や広告のリンク先ページで使う事が出来なくなるとの事です。
安易な借り入れを助長、もしくは過度に強調するものとして以下のような例も挙げられています。
・面倒な手続一切不要
・完全融資
・ジャンジャン融資
・必ず貸します
・100％ご満足
・年齢不問
・その場で○○万円
・簡単審査・簡易審査・即答審査
・スピード融資
・即日融資・即日振込
また他の貸金業者利用者または返済能力のない者を対象とするものとしては、以下のような表現がNGだと挙げられています。
・キャッシング審査でお困りなら
・借入を諦める必要はありません！
・他店利用者大歓迎
・貸出窓口大幅拡大
・借金で困っている
・返済でお悩みのみなさま
・失業中の方
・他店で断られた方
・無理と思う方
・ブラック可
なんだかよく使われている表現のような気がしますが、上記の例で挙げられているような表現は一切ダメとの事。
ただ、広告の出稿自体NGとなるわけではなく、あくまでもこのような表現は使わずに、他の掲載ガイドラインについてもきちんとクリアすれば広告を出すことが出来るわけですから、あたり前の話ですが掲載ガイドラインに則った広告を入稿するようにしましょう。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
