1ページ完結型ランディングページの効果測定
リスティング広告を「1ページ完結型のランディングページ」で運用をおこなっている方も多いですよね。
1ページ完結型のランディングページにすることで誘導したターゲットユーザーに対して、あまり他のコンテンツに目を向けさせないようにしたり、ページ遷移させて迷わせたり、目標までの手間を掛けさせたりしない、などの効果を期待する事が出来ます。
広告主にとっては、リスティング広告から誘導したターゲットユーザーに対して、起こしてもらいたいアクションというのはお問い合わせだったり、購入だったり、会員登録だったりと一つの場合が多いので、そういったサービスや商品を扱っている方にとっては1ページ完結型のランディングページは非常に重宝します。
この1ページ完結型のランディングページでリスティング広告を運用する場合、リスティング広告のアカウント内での効果測定というのは、いわゆる「コンバージョン測定」ということになりますが、Googleアナリティクスなどのアクセス解析でページの測定をする際には”何を以って効果を測定するのか”迷ってしまう事もありますよね。
通常のウェブサイトの形であれば、ランディングページから他のページへ遷移した場合、どのページに遷移したのかによって、そのユーザーの興味だったり知りたい事が見えてきたりしますし、そういった情報を得ることが出来れば、コンテンツの強化など、さらにウェブサイトを改善していく事が出来ます。
ですが1ページ完結型のランディングページの場合、「買うのか?買わないのか?」、「お問い合わせするのか?しないのか?」と二者択一を迫られる事が多いため、離脱してしまったユーザーからの情報は限られてしまう事が多いです。
ですが、限られた情報の中でも1ページ完結型のランディングページの効果を計測しなくてはいけませんよね。
例えば、一つ簡単に調べることが出来る指標として「ページの滞在時間」があります。
1ページ完結型のランディングページというのは、そのページ内に全てのコンテンツを詰め込むので、長くなりがちです。
長く滞在すればいいわけではありませんが、コンテンツを読んだ(理解した)かどうかというのはページの効果を測定する上で一つの判断材料にはなりますよね。
Googleアナリティクスではどんなに長く滞在したとしても、直帰してしまったら、滞在時間は「00:00:00」と計測されてしまいますので、ページの滞在時間は、実質「直帰しなかったユーザーの滞在時間」ということになり、全てのユーザーに対しての正確な数字ではありませんが、それでもコンテンツのA/Bテストなどをおこなう時には参考になります。
このほかにもアイデア次第で、アクセス解析を使った効果測定をする事が出来るので、いろいろと試してみると良いかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智