クリック率と品質スコアの関係性

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リスティング広告を運用する上で様々な指標が出てきますが、キーワードのパフォーマンスを測る上で、「品質スコア」を重視しているという方もいらっしゃると思います。

私は個人的には品質スコアをあまり気にしないのですが、気になる方も多いようで、「品質スコアはどうやって改善するんですか?」とか「品質スコアが低くて困っています」などというご相談をいただくことがあります。

品質スコアというのは、各キーワードごとに1~10までのスコアが与えられるもので、キーワードと広告文と広告のリンク先ページ(やウェブサイト)との関連性が高いほど、品質スコアも高くなります。

逆にあまり関係のなさそうなキーワードを入札している場合や、キーワードやリンク先ページと関連のない広告文を作ったり、入札しているキーワードに対するコンテンツのないページにリンクさせたりすると、品質スコアは低くなります。

なので基本的には、適切なキーワード選びと適切な広告文つくり、そしてリンク先ページに入札しているキーワードに対するコンテンツが適切にあれば、そこまで低い数値にはならないのですが、様々な理由から品質スコアが低くなってしまったり、中には品質スコアが7とか8くらいなのに、「全部10にしたい!」と、品質スコアの改善をしたがる方もいらっしゃいます。

基本的には、品質スコアの改善方法というのは、上記の通りなので、キーワード選定の際に「これは関係のあるキーワードだ」というものを選び、そのキーワードに合わせた広告文を作り、広告のリンク先ページにコンテンツが不足しているのであれば追加していく、というようにやっていきますが、これ以外にも、品質スコアの決定に影響している指標があります。

それは「クリック率」です。

クリック率とは広告が表示された回数に対してクリックされた数の割合のことですが、クリック率が品質スコアの判断に影響しているという事はGoogleのGoogle広告ヘルプでも書いてあります。

クリック率を改善していく具体的な方法としては、やはり「広告文のA/Bテスト」ではないでしょうか。

複数の広告文を同時に出稿し、クリック率の高いものを残し、低いものは新しい広告文に変えていく、というテストを繰り返していく事でクリック率を高めていく事が出来ます。

ただ、この品質スコアの決定に関するクリック率というのは、自社の広告だけではなく、競合他社の広告文や過去の検索からのクリック率も含まれますので、その点自社の広告文だけ見て改善したから品質スコアが改善されるというわけではありません。

また、クリック率というのは季節やトレンドによっても変わってきますので、テストを繰り返していくという事が必要なことなのではないかと思います。

他には、あたり前の話ですが、”ビッグワード”はクリック率が低くなりがちです。

意味の広いキーワードは様々な意図で検索をするユーザーが多いので他のキーワードと比べると相対的にクリック率が低くなりがちなので、品質スコア改善のためのクリック率改善という点からすると難しい部分もありますが、先ほども書いたように、品質スコアは「過去のクリック率を含めて、そのキーワードそのもののクリック率」での判断になりますので、その点理解したうえでビッグワードにもチャレンジしていくというのは、別に悪いことではないと思います。

色々と書きましたが、なぜこのような「品質スコア」というものが存在するのかというところから考えると、広告主がどうというよりも、「Googleが検索ユーザーにとって有益な情報(検索結果)を提供するため」という理由がありますので、まずは「入札するキーワードを検索するユーザーのために」という視点から考えて、設定していけば自然と品質スコアもついてくるのではないかと考えています。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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