リスティング広告の設定は慎重に
リスティング広告は導入する段階でキーワードの選定や広告文の作成などはもちろん、そのほかにもいろいろとターゲティング設定をしていきます。
リスティング広告のアカウント内で出来るターゲティング設定というのは、PC向けかスマホ向けかというデバイスの設定であったり、広告の配信地域、時間帯や曜日の配信設定などがあります。
最初に、「どのようなターゲットユーザーに向けて広告を発信していくのか?」という事を決めると思いますので、それに合わせた設定をしていかなければいけないのですが、特に初期段階では、このアカウント内の設定ミスみたいなことが起こらないとも限りませんので注意が必要です。
よくありそうなのが、「商圏が限られているのに、全国に広告を配信してしまった」という例。
東京都内の店舗で、来客数増加を目的としたリスティング広告を配信しようと思っていたのに、日本全国に広告を配信してしまった、なんてことはよくある話かもしれません。
実際に初期の設定では地域ターゲティングはされていませんので、日本全国に配信される設定になっています。
なので、広告配信地域を設定しないままにしておくと、上記のような事が起こります。
「東京都内の店舗だけど全国から来客があるよ」という特殊な例もあると思いますが、そうでないならば、やはり地域ターゲティングの設定は必須だと思います。
また、細かなところだと、「広告文のリンク先URLをPCとスマホで間違えてしまった」という事も起こり得ますよね。
PCユーザー向けの広告文にスマホユーザー向けのリンク先URLを設定してしまったとか、逆にスマホユーザー向けの広告文にPC用のURLを設定してしまったとか、あとは広告文の設定で「スマホ優先」にチェックを入れ忘れてしまい、スマホ用の広告文がPCユーザーに配信されてしまったとか・・・。
PC向けの広告とスマホユーザー向けの広告が同じキャンペーン内、同じ広告グループ内で設定する事が出来るので、間違えやすい部分なのかもしれませんが、PCユーザー用、スマホユーザー用と分けているのは、”分ける意味があるから”だと思いますので、その設定が逆になってしまったり、混同してしまっては意味がありませんよね。
このほか、「モバイルの入札価格の調整率」なんかも間違いが起こりやすいポイントの歩とつだと思いますので、設定する際には注意が必要です。
以上、いろいろとリスティング広告の設定について書きましたが、これらは「ちゃんと気を付けていれば防げるミス」ですし、このミスが場合によっては命取りになる事もありますので、間違いが無いように何度も確認するくらいの気持ちでやったほうがいいと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智