顔を合わせて話をする事の大切さ
リスティング広告の運用を代理店に任せている方や、自社内で運用をしている方でも、専任でやっている方がいるところなどは、リスティング広告の運用担当者と広告主(社長さんとか事業の責任者の方)との間で「ターゲットがズレている」事が多々あります。
リスティング広告を最初に始める時には、双方が顔を合わせて打ち合わせをし、ターゲットはどういう人で、ゴールはどこで目標はいくらで・・・というように、綿密に話し合いをすると思います。
その後も、定期的に報告会などで会って話をしたり、電話やメールなどでやりとりをしたりなどしていき、よりパフォーマンスを高めるためにコミュニケーションを取っていくのだと思いますが、長い間、そのようにリスティング広告の運用をおこなっていても、思い描いているターゲットが「ズレてしまっている」事があります。
このようなことがなぜ起こるのかというと、リスティング広告の運用担当者側の最初の段階でのヒアリング不足であったり、リスティング広告運用開始後の広告主側でのターゲット(お客様になって欲しい人)の変化であったりと、いろいろとあると思いますし、防げる事は防いだ上で、でもある程度は仕方の無い事だと思います。
ですが、お互いが認識しているターゲットがズレたままにしておくと、リスティング広告の運用担当者側は言われた成果を出しているのに、広告主側は不満だ、なんて事になることはもちろん、広告主が求めていないコンバージョンを取っていくべくリスティング広告の運用担当者が注力していったりと、いろいろとまずいですよね。
なので、そのようなことにならないために、きちんと定期的に会って、顔を合わせて話をすることはもちろん、「現在、どのようなお客様が来ているのか」、「どんなお問い合わせが増えているのか」などを確認する必要があります。
狙った通りの集客が出来ていると確認出来れば、リスティング広告の運用担当者はそのまま進んでいけますし、修正が必要な場合もそこで気がつきます。
また「想定とは違ったお客様が増えているけど、これはこれでOK!」なんて事もありますし、想定と違うけれどもOKのお客様というのは、また別の切り口を考える一つの材料にもなりますよね。
報告会などは、あくまでも「報告がメイン」になってしまう事もあるのかもしれませんが、報告なんて、それこそメールで済むことでもあります。
顔を合わせて話をする、お互いが思っていることを言い合う事で、新しい発想に繋がったり、双方に気が付かなかったことに気がつく場にもなりますので、そういうコミュニケーションを大事にすることがより良いリスティング広告の運用に繋がっていくのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智