キーワードの選び方で訴求の仕方も変わる

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リスティング広告は、基本的にはキーワードを選定し、そのキーワードに対して広告文や広告のリンク先URLを結びつけることで広告をスタートすることができます。

キーワードごと(キーワードグループごと)に広告文を設定することが出来る、「広告グループ」を作っていきますが、この「広告グループ」について、あまり気にせずに適当にグループ分けを行っていたり、”広告グループは分けない”なんて方もいらっしゃいますが、ここは初期の段階で気を付けて作業を行うべき場所でもあります。

広告文や広告のリンク先URLというのは、キーワードごとに設定するわけではなく、この「広告グループごと」に設定していきます。

キーワードを選定するときに、「どんなユーザーがターゲットになるのか?」を考えて選定すると思いますが、大きな枠で見ると同じ「ターゲット」ですが、細かく分けるとそれぞれ違うユーザーだということはよくありますよね。

検索をする背景やシチュエーション、必要度や優先順位の高/低など、同じ「自社の商品やサービスを必要としてくれる人」だったとしても、状況が違うそれぞれのターゲットユーザーに対して、伝え方というのは必ずしも同じではありません。

なので、そういったそれぞれ違いのあるターゲットユーザーに対しては、広告文や広告のリンク先ページでの訴求の仕方というのは当然変わってきますよね。

広告グループを分けるというのは、そういった「訴求の仕方を分ける」という作業なので、「キーワードは選んだ」、「広告文は作った」で終わってしまっては非常にもったいないです。

この広告グループを分ける作業については、別に最初の段階でキッチリやらなければいけないわけではありません。

効果測定をしながら、「あ、このキーワードのあのキーワードは同じだと思っていたけれどもやっぱり違ったな」なんてことがあれば、分けていっても良いですし、コンバージョン数やコンバージョン率の良し悪しで分けていってもいいと思います。

ずっとリスティング広告の運用をしている方であれば、広告グループを分ける重要性というものがわかっていると思いますが、まだ始めたばかりの方などはあまり重要視していないこともありますので、そういう方は、属性の違うそれぞれのターゲットユーザーのために、それぞれ違った訴求をしていくために、広告グループ分けを一度見直してみるのも良いかもしれません。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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