テレビや他の広告媒体で自社だけのキーワードで広告出稿する際の注意点
例えば、「今度テレビに出るから○○というキーワードで広告出稿したいんだよね」という話があったとします。
「テレビ出た時に○○で検索!なんて言うからさ。他の会社が入札していないようなキーワードだったらすごく安いし、それっていいよね?」といった感じで、競合他社が入札していないキーワードで検索をさせて、販売につなげたり、その効果を検証してみようというようなことです。
こういったことはテレビに限らず、雑誌に広告を出すときなどでもありますよね、検索窓の中に特定のキーワードを入れて[クリック!]みたいな。
そのキーワードで、自然検索で1番上に来ているのであれば、わざわざリスティング広告を出す必要もないのかもしれませんが、そうでないならば、検索するように誘導するわけですから、その受け皿をYahoo!やGoogleの検索結果にも用意しておく必要があります。
そのためにリスティング広告を活用しようと思うのは、ごく自然な流れだと思いますが、このとき、ちょっとした注意が必要となります。
まず、「○○で検索!」と選定した○○というキーワードは、普段あまり検索されていないキーワードにした場合、Yahoo!広告やGoogle広告では「検索ボリュームが少ない」キーワードなってしまい、入札しても広告が表示されません。
リスティング広告では検索ボリュームが少ないキーワードは、検索数が増えるのを待つか、またはキーワードアドバイスツールなどを使って、もっと検索数の多いキーワードに入札しろ、と出てしまいます。
なので、あらかじめ検索を促すキーワードは、検索数の多いものを調べておいてそういったキーワードにする必要があります。
でもそれだったら競合他社が入札している可能性もありますし、そもそもそういう一般的に検索されるようなキーワードにはしない、と思っている方もいらっしゃいますよね。
一応、「検索ボリュームが少ない」という理由で広告が表示されないキーワードについては、何度か検索が確認されれば、このアラートは消え、広告も表示されるようになります。
何回やればいいのか、というのは明確にはわかりませんが、上記のような検索ボリュームが少ないキーワードで広告を出稿しなくてはいけない状況になったときに、自分で検索エンジンからそのキーワードで何度か検索をすると、数日後に広告が表示されるようになりました。
ただ、”その日のその日”では出てこず、数日~Googleでは検索ボリュームの少ないキーワードは1週間に1度更新されるなんて話もありますので、最低でも1週間前くらいからは仕込んでおく必要があります。
最初の話に戻りますが、テレビに出るとかラジオに出る、その時のためにリスティング広告を仕込んでおく、となった場合には、キーワードの選び方と、選び方次第で事前に準備しておかなければいけないことがあるというのは覚えておいたほうがいいと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智