GoogleとYahoo!とでは掲載順位に対する価値が違う
公開日: 2016年3月30日
2016年2月20日にPC版Googleの検索結果画面に出ていたGoogle広告の広告で、右側に出ていた広告が無くなり、検索結果上部のみとなりましたよね。
あれから1ヶ月以上経過し、特別変化のないアカウントもあれば、なんとなく、良くも悪くも「右側が廃止された影響かな？」と思えるものも出てきました。
これはPC向けの検索結果が変わったという事なので、現在では特にスマホ検索のシェアも伸びてきて、それほど影響を感じていない広告主の方も多いのかもしれませんが、Yahoo!の検索結果画面と改めて比較してみると、結構大きな変化なんだか、と感じざるを得ません。
以下、現在のGoogleの検索結果画面です↓
Google検索結果
こちらは同じキーワードでのYahoo!の検索結果です↓
Yahoo!検索結果
このようにして見比べてみると、かなり大きな違いがある事に気が付きます。
まず、ファーストビューにGoogleは4つの広告が出ているのに対して、Yahoo!は右側を含めて10件の広告が表示されています。
ちなみに、1ページ目の下部にはYahoo!は上部と同じ広告が出ているのに対して、Googleは5番目、6番目、7番目の広告が表示されています。
これ、何が言いたいのかというと、掲題のとおりですが、「GoogleとYahoo!とでは掲載順位に対する価値が違う」という事です。
例えば、「同一のキーワードでGoogleとYahoo!で掲載順位は同じ5位なのに、コンバージョン率が全然違うのはなんでだ？」などという話はナンセンスだという事です。
前から言われているとおりGoogleとYahoo!ではユーザーも違いますので、そもそも同じように比較する事が間違いなのかもしれませんが、今回の変更で表示のされ方もかなり変わりましたので、その違いがより顕著になったのではないかと思います。
今までも、検索結果上部の広告本数の違いなど、GoogleとYahoo!とではPCの検索結果のリスティング広告部分には違いがありましたが、今回の変更でさらに大きく変わった印象です。
なので、掲載順位に対する施策をするときも、両方の検索エンジンを同じように考えるのではなく、それぞれ個別に考えていく必要があるのではないかと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
