手をかけた分だけ必ずリターンがある
私はリスティング広告の代理店という立場で、様々な企業のリスティング広告の運用を行っております。
お客様はいろいろな方がいて、よくない言い方かもしれませんが、リスティング広告の運用方法について細かいところまでイチイチ口を出す方や、報告の方法もより細かく求める方などもいらっしゃいます。
また一方で、基本的には月に1回以上は対面の打ち合わせを行いますが、中にはその打ち合わせの時間が「面倒だ」、「リスティング広告の運用にそんなに時間はかけられない」、「信用しているからすべて任せる」という方もいらっしゃいます。
私の仕事は”忙しいお客様の代わりに、リスティング広告の運用を代行する”という面もあるので、なるべく手間も時間も取らせないように・・・と心がけていますが、前者と後者でどちらがパフォーマンスが高まるかといったら、やはり前者の「いろいろと口うるさいお客様」なんです。
もちろん、中には後者のようなケースでも成果が出ることがありますが、それはやはり初期の段階できちんと情報共有が出来ていたり、対面でお会いしないまでも、メールなどで深く情報共有出来ている場合がほとんどです。
初期の段階でもあまり話をさせてもらえず、その後もこちらからの一方的な報告だけで返事もなく、「じゃあそれで」みたいな感じだと、うまくいかないことが多いです。
イチイチ細かいところまで口を出す、というのは、イコール、真剣に考えているという事の裏返しでもあります。
自分のやっているビジネスに対していい加減な方はいないと思いますが、リスティング広告の運用に対して本気で、真剣に改善をしたいと思って打ち合わせをするのと、そうでないのでは、やはりかなり違ってきますし、これは期間が長くなれば長くなるほど大きな変化になります。
これは、自社で運用している場合にでも同じことが言えますよね。
毎月、毎週、真剣に議論をし改善策を考えて施策を繰り返していく運用をしていくのと、そうでないのとでは成果にかなりの差が出ますし、最初のうちはあまり効果も出ずに、でもあきらめず色々と施策を繰り返すのと、「こんなもんか」と思ってあまり施策をしていかないのとではかなり差が出ますよね。
失敗ばかりでなかなか成果が出てこないという事もあると思いますが、リスティング広告というのは真剣に考えたら考えた分リターンがあるのだと実感していますし、あたり前の話ですが手を加えれば加えた分、必ずリターンがありますので、諦めず、改善策を真剣に考えていく事が何よりも大事なのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智