キーワードを考えるのではなく”誰が買うのか”を考える
リスティング広告を運用する際に、ほとんどの方はまずはじめに「どのキーワードで出稿しようか?」とか「このキーワードは自社の商品を買ってくれと思う」というように、”キーワードを考えることから始め”ますよね。
リスティング広告をこれから導入しようとしている方であれば、上記のようにキーワードから考えていくという事も良いのかもしれませんが、リスティング広告をしばらく運用していて、ある程度コンバージョンも取れてきているがなんとなく頭打ち・・・もうちょっと伸ばそうかな、と考えた時に、同じようにキーワードから考えると、うまくいかない事が多々あります。
キーワードから考えてしまうというのは、そもそも買ってもらえるユーザー像を深く考えていないという事も言えますので、まずはそこから考えていくことが必要かもしれません。
「誰が買ってくれる人なのか?」という部分を深く考えて、そのターゲットユーザーの行動や状況、心理状態から、キーワードにしていきます。
例えば、20代~30代の独身女性をターゲットとしている商品を販売していくという場合、この20代~30代の独身女性の中の、”さらにどういう人が買ってくれているのか”という事を考えていきます。
どんな仕事をしていて、どんな服装を好んでいて、趣味はなにか、休日はどのように過ごしているのか、など、商品を買っていただけるターゲットユーザーは、他に何に興味を持っていて普段どのような生活、行動をしているのかなどを細かく考えていくと、「こういう人だったらこういうタイミングで商品を買ってくれるんじゃないか」というものが浮かんでくるはずです。
そこからキーワードを考えていくと、今のままでは浮かんでこなかったキーワードを出すことが出来、広告のリンク先ページでの伝え方も、新しいものが出てくると思います。
このようなキーワードの選定をしていくと、思いもよらないキーワードからコンバージョンが獲得出来るようになるなんて事もあります。
扱っている商品やサービスとは、普通に考えたら結び付かないようなキーワードだったとしても、実はターゲットユーザーの普段の行動などから導き出されたキーワードだ、なんてものも出てくる事がありますので、そういう点はリスティング広告の面白さでもありますよね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智