Yahoo!広告 アドバンスドURL形式だと従来の形式よりも広告文が長く設定出来る
先日、Yahoo!広告のスポンサードサーチでアドバンスドURLというものが導入されましたよね。
これは1つの広告文でPC、スマホと両方に出し分けることが出来たり、色々と広告主にとって管理しやすい仕様に変わり、”なりすまし防止”という観点からユーザーにとっても優しい仕様となりました。
リスティング広告を運用する側としては「管理しやすい」というメリット以外にも、地味にいいなと思える変更点が他にもあったので、そのことについて書かせていただきます。
今まで、Yahoo!広告のスポンサードサーチの広告文とGoogle広告の広告文の文字数には、少しだけ違いがありました。
両方とも広告文の文字数は最大で「タイトル15文字、説明文19文字×2」となっていたわけですが、厳密には違いがありました。
それは、半角の文字を「1」と数えるか、「0.5」と数えるかの違いです。
Google広告は、半角の文字を「0.5」として数えられているため、例えば、『話題のスマホが今だけ特別5000円』というタイトルの広告文を作った場合、「15文字」となるため、普通に設定出来ました。
しかし、これと同じタイトルの広告文をYahoo!広告で設定した場合には、半角の文字も「1文字」と数えられていたために、『話題のスマホが今だけ特別5000円』という広告文のタイトルは17文字となり、文字数オーバーで設定出来ませんでした。
Google広告と同じ広告文を設定したいのに!と思っても、上記のような理由で設定できず、無理やり設定しようとすると、この例のタイトルで言えば『話題のスマホが今だけ特別5千円』などと工夫しなくてはいけませんでした。
このように置き換えることが出来れば、まだ良い方で、大抵の場合は置き換えたりすることが出来ず、まったく別の広告文を用意しなくてはいけないなど、少しだけ手間がかかっていましたが、今回のアドバンスドURLシステムの機能なのか、新しくアドバンスドURLのほうで広告文を作ると、Google広告と同じように、半角文字は「0.5文字」となり、同様な設定が出来るようになりました。
現在、Yahoo!広告の管理画面では、「アドバンスドURL形式」と「従来のURL形式」とで、両方の形式での広告文を作成する事が出来ますが、それぞれ同じように上記の例の広告文を入力してみると、以下のようになります。
従来の形式だと、「入力可能な文字数を超えています」と警告文が出て、広告文の設定が出来ないようになるのに対し↓
アドバンスドURL形式だと「15/15」となり、広告文を設定する事が出来ます↓
ちょっと地味な変更ですが、使い勝手がよくなることは間違いないですし、使える文字数が少しでも増えるというのは、リスティング広告の運用を担当する者にとっては、非常にうれしいことでもありますよね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智