誰がターゲットなのか?をより深く考えて明確にすると新しい施策が生まれる
リスティング広告は様々なターゲティングをすることが出来ますよね。
キーワードを選定することもターゲティングの方法の一つですし、リスティング広告のアカウント内では地域ターゲティングや時間、曜日のターゲティング、デバイスのターゲティングと、いろいろと設定することが出来ます。
このターゲティングの設定が的確であればあるほど、見てもらいたいユーザー広告を届けることが出来るので、リスティング広告での販売促進の核とも言うべき作業なのかもしれません。
ターゲティングの設定をする時ですが、大抵の場合は「ターゲットは誰なのか」という部分を決めたうえで、「じゃあキーワードはこれだな」とか「デバイスはスマホ中心に使用」とか決めていくのだと思いますが、これとは逆に、リスティング広告を運用しながら、ターゲットをより深く考えていく事で、新しい施策につなげていく事も出来ます。
例えば、Yahoo!とGoogleの両方で同じキーワード、同じ広告文とまったく同じ設定で広告をスタートさせたとします。
もちろん検索するユーザーが違うので、結果はバラバラになり、良かったり悪かったりといろいろな結果が出てきますが、この出てきた結果を少し長いスパンでデータとして見た結果、Yahoo!からコンバージョンとなるユーザーは主に女性で、Googleからコンバージョンとなるユーザーは主に男性だった、という結果が出たとします。
当初のターゲット像には男性、女性と性別で区切る考えがなかった場合、この結果は新しい施策のアイデアになりますよね。
Yahoo!には主に女性に向けた広告文を、Googleには男性に向けた広告文を、というようなことも考えられますし、男性、女性と分けられるならば仮説を立てて予算の効果的な配分なんかも考えていく事が出来ます。
また、”どんなタイミングで検索したか”とか”どんな状況にいるときに検索をしたのか”なんて考えると、そのシチュエーションから様々な広告の見せ方を考えていく事も出来ます。
上記はかなりおおざっぱな例ですが、リスティング広告を運用することで得られる広告の配信結果やアクセス解析の数値などは活用法次第で宝の山にもなり得ますので、いろいろな角度からデータの検証をしてみると面白いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智