コンバージョンまでのハードルは低くする
リスティング広告からコンバージョンを獲得するまでにはいくつもハードルがありますよね。
「ターゲットユーザーが検索をしても来訪(広告をクリック)しなかった」なんてこともありますし、来訪したユーザーが、実はターゲットではなかった」なんていう事もあります。
リスティング広告の運用というのは、そういったハードルとして考えられる部分を一つ一つ検証し、間違いがないように修正を繰り返していく作業とも言えると思います。
このコンバージョンまでのハードルというのは、リスティング広告のアカウント内だけではなく、広告をクリックした先にもたくさん存在します。
そもそも見当違いなことが書かれていたり、来訪したユーザーの求めている情報ではなかったり、機能的な問題で、広告のリンク先ページの使い勝手が悪かったりと、いろいろと考えることが出来ると思います。
仮にリスティング広告のアカウント内の設定は完璧で、ターゲットユーザーからの来訪を促すのに効果的な役割を果たしていたとして、それでもコンバージョンが思うように獲得できないというのであれば、それは広告のリンク先ページからコンバージョンページまでの間に何かしら問題があると考えるのが普通ですよね。
その問題というのは様々あると思いますが、よくあるのが「フォームの問題」。
必須項目がやたらと多い、エラーばかり出てしまうなどの理由で、フォームまでは到達しているのにフォームからの離脱が多く、結果として取りこぼしているケースが多くあります。
例えば、必要ないのに電話番号や住所が必須項目になっていたりするケースもあったりしますが、ユーザーは出来る事ならば個人情報は出したくない、というのが本音です。
仮のそれらの情報が必要な情報であったとしても、ユーザーからすると出さなくて済むのであれば出したくない、というのが本音なので、広告主側も必要のない情報をフォームの必須項目にしているならば、そこはすぐにでも改善すべき点です。
もちろん、必要不可欠な情報は得なければいけませんので、なんでもかんでも任意の項目にしてしまうのはあまりよいことではありません。
事業の目的、リスティング広告を出稿してい目的に応じて適切に設定をしなくてはいけませんが、もし、特に意味もなく、「他社も必須項目にしているから」などという理由で必須にしている項目があるならば、そういうところを見直していく事でユーザーから見たコンバージョンへのハードルも下がるため、ウェブサイトのコンバージョン率が改善されていくかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智