伝え方を変えてコンバージョン率を改善する
公開日: 2016年7月15日
リスティング広告は、たまに「キーワード広告」なんて言われる事もありますが、そのためか効果測定や改善施策をする際に、キーワードばかり確認し、キーワードだけをいじる、という方もいらっしゃいます。
もちろんキーワードの効果を測定し、キーワードの最適化をしていくことは非常に重要なことなのですが、リスティング広告を導入した目的（目標）を達成するためには、それ以外の部分を改善したほうが早いという事も多々ありますよね。
目的や目標によって変わると思いますが、それを達成するためにコンバージョン率を改善すべき、と判断した場合、キーワードの取捨選択や除外キーワードの設定などと並行して”伝え方を変える”とコンバージョン率が改善される事があります。
例えば、「広告文」。
「広告文を変えただけでコンバージョン率なんて変わるの？」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、広告文を変えるとウェブサイトを訪問するユーザーが変わります。
より安い商品を探しているターゲットユーザーは「激安」なんて言葉にピンとくると思いますし、より早くサービスを受けたいと考えているターゲットユーザーであれば「即日対応」なんて言葉に反応しやすくなりますよね。
このように、広告文で”自社で狙っているターゲットユーザーが反応しやすい言葉”に伝え方を変えると、訪問するユーザーの質も良くなり、結果としてコンバージョン率の改善にも繋がっていきますよね。
同じように、広告のリンク先ページやウェブサイト内での伝え方も変えていくと、ターゲットユーザーの共感を誘い、コンバージョン率の向上に繋がるのではないかと思いますし、そこで「今だけ」とか「期間限定」なんて言われると、”今行動しなきゃ”という気持ちになり、さらにコンバージョンへと移ってくれるかもしれませんね。
余談ですが、以前、ウェブサイト内に「○月△日から産休に入ります」と告知した方がいらっしゃいました。
個人で事業をやられているので、産休に入るとサービス提供出来なくなるため、あらかじめウェブサイトで告知をしていったのですが、そうすると、コンバージョン率が一時的にすごく上がった、なんて事もありました。
ターゲットユーザーからすると、「良いサービスだな」と思っていても、今までは”あとひと押し”が足りない状況だったのだと思います。
「あともう少ししかないよ」と伝え方を変えたことで、ターゲットユーザーが行動に移す動機の一つとなりコンバージョン率が改善されたのではないか、と考えています。
この方法はしょっちゅう使えるものでもありませんし、「産休します」なんて、使える方はかなり限られていると思いますが、考え方の参考にはなりますよね。
「伝え方を変えるとコンバージョン率も変わる」ということを今一度自社のリスティング広告でも考えてみると良いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
