過去の施策を確認する方法
リスティング広告では広告の配信結果から、様々な数値を確認し運用に役立てていく事が出来ますよね。
リスティング広告のパフォーマンス、数字の改善はもちろんそうなのですが、どんなキーワードの検索数が多いのか、どんな広告文だと反応がよいのか/悪いのかなど、マーケティングのデータとしても活用していく事が出来ます。
Yahoo!広告でもGoogle広告でも、管理画面内でも数値の確認をしていく事が出来ますが、レポートをCSVでダウンロードして、見たいデータを確認し、そこから改善施策を立てていく方も多いと思います。
このとき、例えば「デバイス別レポート」の日別のデータをレポートとして作った時、月の途中でスマートフォンの入札調整率を変更したのに、変更されていない!なんて思った方も少なくないかもしれませんね。
このスマートフォンの入札調整率をそれ以前までは+50%に設定していたのに、昨日、0%に変更した、でもデバイス別の日別レポートでは、全ての日にちで「0%」となっている・・・。確かに昨日変更したのに・・・、と。
管理画面上でもそうですが、ダウンロードするレポートには、「何を変更したのか」の記載はありませんので、スマートフォンの入札調整率は”現在の設定”になっています。
スマートフォンの入札調整率に限らず、キャンペーンの1日の予算やキーワードの入札価格なども、レポートをダウンロードしたときのままの設定となりますので注意が必要ですよね。
上記の例のように、「前日に変更した」と変更した日にちを覚えているならばまだ良いのかもしれませんが、いつ変更したのか忘れていたりすると、その変更による数値の変化を確認するのが大変になってきますので、改善施策をするときはきちんとタイムスタンプを記録しておく必要があります。
それでも「記録していなかった!」という方は、Yahoo!広告もGoogle広告も「変更履歴」を確認する事もできます。
Yahoo!広告の場合はアカウント内、[ツール]の中の[操作履歴]から、ダウンロードする事が出来ます。
ただ注意点として、Yahoo!広告の操作履歴は「取得期間は過去3か月以内のうち、最大2週間」しか取得する事が出来ませんので、その点気を付けておきましょう。
Google広告はアカウントの右上の部分に[変更履歴を表示]というテキストリンクがあるので、ここをクリックすると変更履歴を見ることが出来ます。
またダウンロードも出来ます。
Google広告の場合、最長で過去2年分の変更履歴を確認する事が出来ますので、Yahoo!広告ほど計画的にダウンロードしなくても大丈夫かもしれません。
あまり過去の変更履歴は必要ないかもしれませんが、「何をしてどうなったのか」ということは今後の運用の参考にする事も出来ますので、記録をとれる体制作りはしておいたほうがいいと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智