リスティング広告表示の損失率の確認方法と改善方法

公開日: 2012年7月17日 ／更新日: 2015年8月17日 大塚　雅智

リスティング広告を運用していて、以前より効果が下がってしまった・・・、指標を見てみると効率よくコンバージョンを獲得していたキーワードや広告グループの広告の表示回数（インプレッション数）が下がってしまっていた・・・。なんて事もあると思います。

広告の表示回数が下がってしまう原因は1日の上限予算の設定だったり、競合他社が増えた事による掲載順位の変動だったりと様々あると思いますが、本来、広告が表示されるはずなのに何かしらの原因によって広告表示されなかった割合（インプレッションシェアの損失率）はYahoo!リスティング、Google広告両方とも管理画面で確認する事が出来ます。

広告表示されなかった割合（インプレッションシェアの損失率）はYahoo!リスティング、Google広告両方とも原因ごとに確認する事が出来ますが、Yahoo!リスティングとGoogle広告で若干の違いがあります。

Yahoo!リスティングは「1日の予算」が原因で損失してしまった損失率と、「掲載順位」が原因で損失してしまった損失率が確認でき、Google広告は同じく「1日の予算」が原因のものと、「広告ランク」が原因で損失してしまった損失率が確認できます。

確認する方法はYahoo!リスティングの場合、キャンペーン一覧から「表示」をクリックし、「表示項目の編集」をクリック、「インプレッション損失率（予算）」と「インプレッション損失率（掲載順位）」の所にチェックを入れると、キャンペーン毎、原因別で確認する事が出来ます。

Yahoo!リスティング インプレッションシェアの損失率

Google広告も同様にキャンペーン一覧から「表示項目」から「表示項目の変更」、その中の「競合指標」をクリックすると「インプレッション シェア損失率（予算）」と「インプレッション シェア損失率（広告ランク）」を追加する事が出来ます。

Google広告 インプレッションシェアの損失率

ちなみにGoogle広告は「インプレッション シェア損失率（広告ランク）」のみ、広告グループ単位でも確認する事が出来ます。

このインプレッションシェアの損失率が高かった場合の改善方法ですが、予算が原因の場合は「一日の予算の調整を行う」こと。掲載順位、広告ランクが原因の場合は「キーワードの入札価格の調整」などを行うことで、改善されていくと思います。

株式会社アイエムシー　大塚雅智