Yahoo!広告とGoogle広告での広告の表示のされ方の違い
リスティング広告を導入しようと考えた時に、「Yahoo!に広告を出そうか、Googleに広告を出そうか」と検討される方も少なからずいらっしゃると思います。
ターゲットユーザーがYahoo!だけ/Googleだけというように決まっている事なんて99.9%無いと思いますので、Yahoo!、Googleと両方出すに越したことはありませんが、色々な要因(主に広告予算)から、どちらか一方から始めたいと考える方もいらっしゃると思います。
広告予算が限られている場合、まずはどちらかの検索エンジンに絞って広告を出稿する、というのは選択肢の一つだと思いますが、そこで問題となってくるのが、冒頭の「Yahoo!とGoogleのどちらに出そうか?」という事ですよね。
少し前まではYahoo!もGoogleも広告掲載の”され方”など、ほとんど同じような感じでしたが、最近、いろいろと違いが出てきましたので、Yahoo!広告とGoogle広告の違いについて、ざっくりとまとめてみたいと思います。
まず、広告掲載についてですが、PC向けの広告だと、Yahoo!とGoogleで以下のような違いがあります。
また、1ページ目の下は以下のような違いがあります。
まず検索結果上部ですが、Yahoo!は検索結果の右側に広告が出ているのに対して、Googleは右側に広告が出なくなりました。
これはGoogleが「モバイルファースト」を掲げているためで、モバイルの検索結果にPC版を合わせているということになります。
また検索結果の下の部分では、Yahoo!は上部の広告が出ているのに対し、Googleは上部とは違い、広告の掲載順位が5番目からの広告が出ていますので、この部分も違いがあります。
もちろんYahoo!もGoogleも上部掲載を目指すべきなのですが、競合他社が多いキーワードなどに対しては、掲載順位が5番目以降の価値というものがYahoo!とGoogleとで大きく変わってきますので、その点は意識したほうがいいかもしれません。
PC/スマホという部分で言うと、業種業態によって変わりはあるのかもしれませんが、同じ条件でデバイス別での数値を確認すると、Googleのほうがスマホへの広告配信が多く、Yahoo!はPCのほうが多いという結果があります。
なので、これも一概には言えないかもしれませんが、PCユーザーメインで考えているならばYahoo!に、スマホユーザー向けならばGoogleに、というのも検討材料の一つになるかもしれません。
このほかには、Yahoo!広告、Google広告とで広告文の文字数の違いもあります。
Yahoo!広告は基本、タイトル15文字+本文19文字×2(全角)なのに対し、Google広告は先日から導入された「拡張テキスト広告」により、タイトル15文字×2+説明文40文字(全角)で表示させることが出来るようになりました。
文字数がかなり増えたことで、今まで以上に伝えたいことを伝えることが出来るようになったという点ではGoogleのほうに優位性がありますが、実際に広告文を作ってみると文字数が多ければ良いというわけではないのだな、と感じました。
まぁでも、競合他社が拡張テキスト広告を使用していない場合には、その文字数の差がパッと見でもかなり違うように感じますので、そういう点ではメリットになっているのかもしれません。
またYahoo!とGoogleとでは「広告表示オプション」にも違いがあり、共通するものとして電話番号オプションやサイトリンク、最近Yahoo!広告でも追加されたコールアウト表示オプションなどがありますが、Googleではさらに「住所表示オプション」等もあります。
これは広告内に住所を表示させるもので、やはりスマホでの検索を意識した検索結果になっています。
以上、ざっとYahoo!広告とGoogle広告の広告の表示のされ方について書かせていただきました。
どちらに広告を出すべきか、と悩んだ時に少しだけ参考にしていただけたらと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智