ターゲットに向けたメッセージになっているか

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方 タグ: , パーマリンク

リスティング広告は、検索連動型広告であればキーワードの選定を代表に、地域配信やデバイス別の配信、時間帯、曜日別など、ターゲティングの設定をすることが出来ますよね。

またディスプレイネットワークでも、そのターゲティングの幅に違いがありますが、”誰に対しても”広告を出しているのではなく、興味関心、デバイス、地域、時間帯はもちろん、男性/女性や年齢層などもターゲティング出ますし、設定次第で、”ある特定の業種に就いている人”なんかもターゲティングをすることが可能です。

このようにリスティング広告は検索・ディスプレイネットワーク含めて、ターゲットに向けて広告を出すためにターゲティングをしている「ターゲティング広告」だという事が言えます。

リスティング広告を出稿する前に、「誰がターゲットになるのか(するのか)」という事を考えて検索連動型であればキーワードやそのほかのターゲティング設定を、ディスプレイネットワークであれば、そのターゲットに向けてどのようなアプローチをしていくのかと設定の部分で考えていくと思いますが、この部分でせっかくターゲットユーザーメッセージが届くように設定しているのに、肝心の「メッセージ」の部分がターゲットに向いていないというケースがたまにあります。

と言いますか、正確には、ターゲティングしているけど、「ターゲティングしていない風を装っている」と言ったほうが正しいかもしれません。

検索の場合はキーワードの選び方によって変わりますが、ある程度ニーズが顕在化したユーザーに対してのアプローチになるので、”この商品が何なのか”を「一番に」伝えなくてもよい場合があります。

ただ、ディスプレイネットワークの場合には、これも設定次第になりますが、広告が出たその瞬間に商品ニーズがあるとは限りませんので、まず「私は○○です」と伝える必要がありますよね。そうしないと、誤クリックの原因になりますし。

またバナー広告の場合には、テキスト広告よりもあまり文字を使う事が出来ませんので、広告として伝えるメッセージがかなり限られます。

でも、例えば、ディスプレイネットワークで特定の業種を狙ったターゲティングをしたときにも「私は○○です」とだけ伝えるのではなく、「△△業の方!私は○○です」と伝えたほうが、ターゲットユーザーの目にも留まりますし、より反応してもらえるのではないかな、と思いませんか?

これは広告のリンク先ページでも同じことが言えますよね。

せっかく色々と考えてターゲットを選定し、アカウント内の設定もして、ターゲットユーザーに届くよう広告の準備が出来たのに、肝心の伝えるメッセージがターゲットに向いていないというのは非常にもったいないことですよね。

「なぜそのようにしないのか?」という理由については様々あるのかもしれませんし、必ずしもターゲットユーザーに向けたものが効果が高いかと言ったら、それも100%とは言い切れない部分もあるため、その辺は難しいところでもありますが、せっかくターゲティングしていますからね、「あなたの事ですよ!」とターゲットユーザーに向けたメッセージになっているかどうか一度見直してみるのも良いと思いますよ。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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