Yahoo!広告 キーワードアドバイスツールの機能改善
なんだか今年は(も)リスティング広告の広告出稿や管理画面の変更が多いような気がしますが、また先日、Yahoo!広告より、スポンサードサーチの「キーワードアドバイスツール」の機能変更が発表されました。
Yahoo!広告スポンサードサーチのキーワードアドバイスツールとは、スポンサードサーチで出稿を検討しているキーワードの大体の月間検索数だったり、そのキーワードに対して競合他社がどれくらいいるのかだったり、クリック単価が大体どれくらいなのか、などをザックリと把握する事が出来たり、出稿を検討しているキーワードの他に、どのようなキーワードがあるか、良いかなどを調べることが出来るツールです。
新しいプロモーションを始める場合や、もっとキーワードを追加していきたい場合など、何かと重宝するツールの一つですよね。
このキーワードアドバイスツールで、今回機能の改善があるのだそうです。
Yahoo!からのアナウンスは以下のとおりです。
キーワードアドバイスツールの機能改善
(1)キーワードの抽出結果において「推定平均CPC」等の各データを「最小」「最大」の範囲で表示できるようになります。
(2)抽出結果の「キーワード」の欄からデバイス名を削除し、抽出されたキーワードをより入稿に活かしやすいダウンロードフォーマットに改善します。
(3)上記(1)(2)の改善に伴い、以下の項目を削除します。
・キーワード抽出時の「スマートフォン入札価格調整率」の項目
・キーワード抽出結果の「競合性」「月間検索数」の項目
まず、”推定平均CPC”(クリック単価)等の各データを最小、最大の範囲で表示出来るとの事ですが、クリック単価の最大と最小が表示されるという事でしょうか、もしこれが出来るようになるならば、クリック単価が高いキーワードで上位表示させる場合にはどれくらいの単価が必要になるのか、などがわかりますよね、ざっくりですけど。
また推定CPC”等”と書いてあるということは、クリック率とかインプレッション数とかも最大と最小が表示されるという事なのでしょうか?(以下、現在のキーワードアドバイスツール)
2つ目の、抽出結果のキーワード欄からデバイス名を削除する、というのは、抽出結果のキーワードの下に入っている「PC・タブレット」とか「スマートフォン」などという文字を削除するということらしいです。
これ、結果をCSVでダウンロードして入稿作業をしようとすると、キーワード列にデバイス名が入っていたので、それぞれのデバイス名を削除して~という作業が無くなるということになりますね、これは地味に便利です。
ただ、PC・タブレット、スマートフォンというデバイス毎の数値はなくならない・・・と思います。
3つ目は上二つに付随して、抽出する際の「スマートフォンの入札調整率」の設定の削除と、抽出結果の「競合性」と「月間検索数」がなくなるという事です。
抽出結果の競合性や月間検索数がなくなるのはちょっと大変だな、とも思いましたが、競合性も目安として見るだけで、他社が多いから出稿を止めるなんて事は今までもありませんでしたので、私としてはそんなに影響はないように感じます。
月間検索数もGoogle広告のキーワードツールである「キーワードプランナー」でも、月間の検索ボリュームが「1万~10万」というようにざっくりになったアカウントもあるようで、少し前に騒がれていましたが、リスティング広告を運用する上では、やってみなければ実際の検索数なんてわからない部分もありますし、これも私はあくまでも目安としか考えていませんでしたので、特に影響はないかな、と思います。
以上が今回のキーワードアドバイスツールの機能改善だそうです。
ちなみに、この変更、2016年9月14日(水)からみたいです。
株式会社アイエムシー 大塚雅智