広告表示オプションもきちんと効果測定する
ユーザーが検索をしたときに検索結果に出てくるリスティング広告というのは、表示される部分は、基本的にはテキスト広告であるタイトル15文字+説明文19文字×2(Googleの拡張テキスト広告ならタイトル15文字×2+説明文40文字)で表示されますよね。
ただ、この基本的なテキスト広告文の部分だけではなく、Yahoo!広告でもGoogle広告でも「広告表示オプション」というものを使用する事で、これ以上の情報を広告文内に載せることが出来ます。
広告表示オプションとして設定出来る種類はYahoo!広告とGoogle広告とで若干違いがありますが、サイトリンク、コールアウト表示オプション、電話番号表示オプションはYahoo!、Google共に共通の広告オプションとして設定出来るもので、設定すると以下のようにテキスト広告の下に情報を補足する事が出来ます。
この広告表示オプションを設定する事で、ユーザーに対して、より確度の高い情報を提供できる(ユーザーの求める情報に対して柔軟に対応できる)というメリットがありますが、それと同時に、PCやスマホの検索結果画面に対して、自社の広告の掲載面が広がり専有面積が増えるというメリットもあるため、出来る事なら積極的に使用していきたいところです。
しかし、サイトリンクや電話番号オプションなど、”クリックが出来る広告表示オプション”については、「クリックされるごとに広告費がかかる」ため、表示されていることを確認するだけではなく、その効果もきちんと測定する必要があります。
管理画面内で、[広告表示オプション]タブをクリックし、[表示]のところで確認したい広告表示オプションを選択すると、その効果を管理画面内でも確認する事が出来ます。
さらにサイトリンクの場合はリンクを設定する際にGoogleアナリティクスなどでそれぞれのリンクの数値を計測できるように設定しておけば、サイトリンクからウェブサイトに訪問した後の動きも追って確認する事が可能です。
このGoogleアナリティクスでのサイトリンクの計測について、サイトリンクが良くクリックされているので「調子いいじゃん」なんて思っていたら、サイトリンクからの訪問は直帰ばかりでほぼ機能していなかった、なんて事もあります。
クリック単価は、サイトリンクだから安いなんてことはなく、通常のテキスト広告と同じクリック単価が課金されますので、きちんとその効果を検証し、もし機能していないようであれば、サイトリンク等の広告表示オプションは設定しない、という選択をしていく事も必要だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智