他社の状況を自社のリスティング広告施策に活かす

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リスティング広告を運用し、その成果を確認してみると、自社でおこなった施策による成果の他に「外的な要因」で数値が良くなったり悪くなったりすることがあります。

外的な要因にも様々あり、競合他社の状況の変化であったり季節的な要因であったりすることもありますが、その変化について、黙って見ているのではなく、自社の施策に活用する事が出来るならば、そっちのほうがいいですよね。

業種・業態によって変わると思いますが、例えば8月であれば、月のまん中あたりで掲載順位が若干上がっているアカウントがありました。

8月の月中と言えば、「お盆休み」ですよね。

その会社がお盆休みだから広告が停止されているのか、それとも狙っているターゲットがお盆休みだと獲得出来ないと考えているからなのか、その時期に広告を出していない他社があったということは想像が出来ました。

ただ、その掲載順位が上がっていた期間(お盆中)、掲載順位の関係なのか、他社の数が少ないからなのか、コンバージョン率も良く、他の期間よりもパフォーマンスが良かったんですよね。

今回のお盆のケースは、多分ですが他社が自ら広告を停止したと思いますので、他社からするとコンバージョンを取られてしまうというのは、ある意味自業自得だと言えますが、仮に”他社が意図せずに広告が停止してしまうタイミング”を見つけることが出来るとしたら、それは自分たちにとってはチャンスであるとも言えますよね。

“他社が意図せずに広告が停止してしまうタイミング”の代表としては「月末」がありますよね。

予算の配分がうまくいかなかったのか、その月の予算が不足してしまい、広告が止まってしまうというケースはよくあります。

また同じような理由で1日の終わりである22時、23時台なんかも、競合他社が減るタイミングだと言えます。

広告予算が限られている場合、他の日にちや他の時間帯の予算は少々削ってでも、他社が減るタイミングでフルに広告が出せるようコントロールしてみると、面白いテストが出来るかもしれませんね。

この”他社が居なくなるタイミング”の調べ方についてですが、そんなに難しいわけではなく、ただ単にアカウントの日別レポートや時間別レポートを作成し、それを時系列で並べ、掲載順位を確認するだけです。

もちろんそれだけで確実に他社が減っているのかというのは正直わかりませんが、私は多分そういう事なのだろうと考えています。

このブログでも以前から「年末年始とか長期休暇の時は広告出しておいたほうがいい場合がある」というのは書いてきていますが、それと同じような考え方ですが、場合によってはかなり効果的なケースもありますので試してみる価値はあると思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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