連休中の広告をより効果的にする改善施策
シルバーウィーク真っ只中ですね、ゴールデンウィーク、年末年始、お盆休み、そしてシルバーウィークと、以前よりも大型連休が増えましたよね。
大型連休じゃなくても、「ハッピーマンデー制度」というものが出来て以来、月曜日が祝日となり、土曜日~月曜日の3連休というものが増えました。
また、働き方が多様化しているという事なのか、今回のシルバーウィークのように大型連休と合わせて有給を取ったりする方も以前より増えているような気がします。
以前も何度か書いたことがありますが、こういった大型連休中は検索の傾向が変わることが多々ありますので、自社の業界・扱っている商品のその先に居るターゲットユーザーの事を考えながら設定をしていくと、より効果的な広告配信をする事が出来るケースもあります。
例えばBtoBの場合、「お問い合わせがあっても連休中は対応が出来ないから」という理由で広告を配信停止にしているところもありますよね。
「お客様も休みの日にわざわざ見ないだろう」という理由もあるのだろうと思いますが、そういうときにこそチャンスが訪れる事もあります。
競合他社も広告を停止していた場合、”競合他社がいつもより少ない=上位に掲載される、またはユーザーの比較検討に入りやすい”とも考えられますので、今までは大型連休の時には広告を停止していたという方は一度、出稿し続けていくことも試してみる価値があると思います。
また、連休中にはPCよりも”スマホからの検索が増える”とも言われています。
業種にもよるのだと思いますが、実際に、様々なウェブサイトの管理画面を見てみると、休みの日のスマホの広告表示回数が多くなる傾向がありますし、アクセス解析で確認してもスマホからの流入比率が高くなる傾向があります。
検索をする場面や用途にもよりますが、普段PCで検索をしているユーザーも連休中はスマホを使っているというのであれば、限られた広告予算もスマホ寄りにしていく、スマホの入札調整率を上げていく、などという施策も考える事も出来ます。
ただ、現状でスマホの入札調整率を上げるだけでは、限られた広告予算を圧迫するだけなので、「PC用の入札価格を下げて、スマホの調整率を上げる」など、ちょっと考えてスマホ対策をしておかなければいけません。
最後に、大型連休のときに一番困るのが、「広告費がなくなってしまう事」です。
連休前にYahoo!からアナウンスがある事も多いですが、連休中に広告費が消化しきってしまって、銀行振り込みで対応しても広告費が反映されない、なんてことになってしまうこともありますので、その点はきちんと計算をして、またゆとりを持った予算で運用するように心がけましょう。
上記の方法以外にも、連休中の施策として色々と有効な手段があると思いますし、業種、業態によって施策は様々だと思います。
ただ、連休中はターゲットユーザーの行動や生活が変わるというのも事実ですので、その辺を一度考えてみるのは良いのではないでしょうか。
株式会社アイエムシー 大塚雅智