Google広告 タブレット端末の入札調整率が変更できるように

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同一キャンペーンでPC向けの広告と、スマートフォン向け広告を一緒に管理することが出来るようになって1年以上経ちましたよね。

その際にPCとスマートフォンとの入札価格が基本同じになってしまうため、Yahoo!広告、Google広告共に「スマートフォンの入札調整率」という機能が付いていました。

スマートフォンの入札調整率とは、例えば、キーワードの入札価格を”PCは100円に、スマートフォンは50円に設定したい”と考えた時に、入札価格を100円とし、このスマートフォンの入札価格を「-50%」と設定すると、上記のPC100円、スマートフォン50円というように設定出来る機能のことです。

このスマートフォンの入札価格の調整率のおかげで、キャンペーン一つでPC、スマートフォンが設定出来るため、運用工数が削減されると同時に、別々の入札価格を設定出来るので、細かな運用もすることが出来る事になりました。

ただ、このスマートフォンの入札価格の調整率は「あくまでもスマートフォンだけ」で、PC、スマートフォンともう一つのデバイスである「タブレット端末」については、「PCと同じ設定」となり個別に調整することは出来ませんでした。

しかし、最近になりGoogle広告では、入札価格の調整率をタブレット端末でも個別で調整出来るようになったみたいです。

調整方法はとても簡単で、キャンペーンの[設定]タブにある[デバイス]を選択すると、PC、スマートフォン、タブレット端末とそれぞれの広告配信データが表示されますので、その中の「入札調整率」の部分の「–」となっているところをクリックすると、自由に設定できるようになります。

今までの設定と同様に、広告グループ単位で設定したい場合には、広告グループの[設定]タブから設定を変更することが出来ます。

業種業態によって変わるかもしれませんが、全体的にはタブレット端末への広告の表示回数やクリック数というのは、PC、スマートフォンと比べて少ないケースが多いと思います。

パフォーマンスもそれぞれかもしれませんが、今までの傾向から見てあまりパフォーマンスが上がっていないというのであれば、タブレット端末への広告配信を停止するなんてことも検討出来ますよね。

また、個人的に面白いかなと思ったのは「タブレット端末への入札価格を高めに設定する」という施策です。

今まではPCと同じ設定だったので、タブレット端末への思い切った入札というのが出来ませんでしたが、今回個別に設定出来るようになったので、「タブレット端末でずっと最上位に広告掲載していたらどうなるか?」というテストはやってみてもいいのではないかと思います。

母数(広告の表示回数やクリック数)が少ないので、アカウント全体への影響も少ないため、通常のキャンペーンと並行してテストしていく事が出来ますし、もし良い結果が出るならば、「これがPCなら?」とあ、「スマホなら?」というように新たな仮説も立てていく事が出来ますよね。

もちろんやるやらないは自由ですが、また面白い仮説が立てられるならばテストしてみてもよいのではないかと思います。

ちなみに、Yahoo!広告については、タブレット単体での入札調整率は設定できず、現段階ではPCとタブレットは同じ設定のままという事になっています。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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