Google広告 標準テキスト広告の新規入稿、編集が終了に
今年から導入された、Google広告の新しい広告フォーマットである「拡張テキスト広告」。
従来の標準テキスト広告よりも多い文字数の広告文を作ることが出来るので、リスティング広告の運用担当者にもかなり重宝されていますよね。
文字数が増えることで、画面に対する広告の占有率も上がりますし、訴求内容も今までよりも多く入れこむことが出来ます。
またクリック率の改善やコンバージョン率の改善に役立っており、もはややらない理由はないといった感じで、Yahoo!広告でも、多分同じようなフォーマットになるであろう、拡張テキスト広告ならぬ、「拡大テキスト広告」の導入が発表されたばかりですが、この度、Google広告から、拡張テキスト広告に関するアナウンスがありました。
発表された内容は以下のとおりです。
2017年1月31日より、AdWords Editor や AdWords API を含め、AdWords で従来の標準テキスト広告を新たに作成、編集することはできなくなります。
拡張テキスト広告よりも文字数の少ない、従来型の広告文(標準テキスト広告)については、来年1月31日より新規の入稿と現在出稿中の従来型広告の編集が出来なくなるということのようです。
ちなみに、既存の標準テキスト広告については、引き続き広告としては掲載されるという事で、あくまでも新規の入稿と既存の広告文の編集が出来なくなるという事みたいですね。
もちろん現段階では既存の標準テキスト広告は掲載され続けていきますが、新規入稿が出来なくなるという事は、将来的には全面的に廃止されていくのではないかと思いますので、まだ新しい拡張テキスト広告を導入していない方は、今のうちに対応しておいたほうがいいかもしれませんね。
この文字数が多くなった拡張テキスト広告について、先ほど書いたようにクリック率はもちろんコンバージョン率も改善されているケースがある一方で、逆にパフォーマンスを下げてしまっているケースもあります。
多くのことを訴求しようとして、広告としてブレてしまいパフォーマンスが落ちた、なんてこともありますので、リスティング広告の広告文つくりの基本である、「きちんと訴求点を絞ったターゲットに合わせた広告文を作る」という事は忘れてはいけないのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智