予測ツールでクリック単価(CPC)が高いキーワード
リスティング広告を運用していると「クリック単価(CPC)」はすごく気になりますよね。費用にダイレクトに関係してくる指標なので、逆に気にしないという方は少ないのではないでしょうか。
一般的にクリック単価が高いといわれているキーワード、例えば不動産関係だったり金融関係のキーワードを、Yahoo!リスティングのキーワードアドバイスツールで調べてみました。
ちなみに、クリック単価の上限を設定せず仮に上位(1位)に掲載させた場合の予測平均クリック単価です。
・新築マンション 横浜 → 3,335円
・生命保険 シュミレーション → 2,886円
・消費者ローン → 2,249円
(※この予測平均クリック単価はあくまでも各ツールで出ている推定の平均クリック単価です。実際はキーワードの品質スコアやそのときの競合他社の状況などでだいぶ変わりますので、あくまでも目安として考えてください。)
このキーワードツールの金額は本当に目安として考えなければいけませんが、仮に追加しようと思っていたキーワードの目安を調べて上記のようなクリック単価が出てきたら入札するのを躊躇してしまうかもしれませんね。
ただ、クリック単価が高いキーワードというのは、以前にもこのコラムに書いたようにそれなりの理由がありますので、「クリック単価が高い」という理由だけで入札をしないというのは機会損失を生んでしまう可能性があります。
キーワードのクリック単価が高い場合の対処法としては、こういったビッグキーワードへの出稿は控え他のキーワードで勝負してみるというのも一つの方法ですが、
その他に完全一致で入札をしたり、キーワードの品質スコアを上げてクリック単価を抑えていくという方法もあります。
ランディングページの改善などを行い、そのキーワードのコンバージョン率を上げていく事で費用対効果を高めるという方法も考えられますね。
単純に、「クリック単価が高い=費用対効果が良くない」というわけではありませんので、費用に見合うだけのリターンが見込めるのであれば上記のようなクリック単価でも入札し続けていくことは間違いではないと思います。
予算に限りがある場合など、このビッグキーワードを外すことで全体のコンバージョン数が上がるというケースも考えられます。そういった時は予算を他のキーワードへまわして効率良くコンバージョンを獲得していくというのも、正しいやり方だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智