今まで書けなかった情報を広告文に載せてコンバージョン率を改善する
Google広告で文字数の多いテキスト広告文、「拡張テキスト広告」がスタートしてしばらく経ちましたよね。
この拡張テキスト広告とは、従来の広告文の文字数である「タイトル15文字+説明文19文字×2(全角)」から、「タイトル15文字×2+説明文40文字(全角)」になったもので、広告文の自由度が格段に上がり、広告文を作る担当者としては、かなり楽になったという方もいらっしゃるかもしれません。
長年、従来のテキスト広告の文字数に慣れてしまった方は、文字数が増えることで逆に四苦八苦している方もいらっしゃるのかもしれませんが、扱っている商品やサービスを紹介するための文言を増やすことが出来るという事は、デメリットなしの完全なメリットとなりますよね。
この拡張テキスト広告が導入されたことで、従来型のテキスト広告から移行している方も多くいらっしゃると思いますが、せっかく文字数が増えたので、今までのテキスト広告を”ただ長くした”みたいなものではなく、「今までは文字数制限で書けなかった情報を載せてみる」事でコンバージョン率を大きく改善する例もあります。
例えば、「料金」とか。
「1万円」とか区切りの良い金額であれば別ですが、今までの文字数では「10800円」とか、「19800円」とかそういうポッキリでない金額は使いづらいことが多くありました。
もちろん限られた文字数の中で勝負するのがリスティング広告の運用担当者の腕の見せ所とも言えますので、いろいろと言い方を変えて表現をしていたわけですが、やはり限度がありましたよね。
これが文字数が増え、伝えられる情報量が増えたことで可能となりますよね。
また同じような例として、営業時間とか実績の数字とか、細かな訴求をしていく事が出来ます。
さらに屋号、商品名などを広告文に入れたい場合にも、その屋号や商品名によっては入れることが出来ないケースもありましたが、それが出来るようにもなりました。
こういった”使いたい文言の文字数の関係で”という例もありますが、単純に「伝えなければいけない事」を増やすことで、受け取る側のユーザーも、より多くの情報を受け取るわけですから、クリックするかどうか(ランディングページに行くかどうか)という判断はもちろん、ランディングページに行くときの心構えとか期待感なんかもかなり変わったという事は十分に考えられますので、心構えが違えばコンバージョン率も変わるというのは、ある意味当たり前のことなのかもしれません。
Yahoo!広告のスポンサードサーチでも11月16日から拡張テキスト広告ならぬ「拡大テキスト広告(文字数はGoogle広告と同じ)」がスタートします。
文字数が増えることで伝えること、伝えられることも増えますので、色々と意識してテストするのは良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智