リスティング広告における一貫性という言葉の幅を理解する
公開日: 2016年11月24日
リスティング広告で成果を上げたいと考えている方は多いと思いますが、それと同じく、”思ったよりも成果が上がらないな”と感じている方も多くいらっしゃると思います。
リスティング広告のアカウントというのは、部分部分の最適化をおこなっていってもうまくいくということは稀で、「キーワード選定」、「広告文での誘導」、「ランディングページでの見せ方」、「クロージング」と一貫した考え方の元、改善をしていく必要があります。
「一貫性が大事だなんて知ってるよ、でもうまくいかないんだよな」という方もいらっしゃるかもしれませんが、私は一貫性は大事なのは当然で、ただ、その考えている”一貫性の幅”はもう少し広げていかなければいけないのではないかな？というように思っています。
リスティング広告で言う”一貫性”とは、キーワードからコンバージョンまでの一貫性を言っているのではなく、”ターゲットユーザーから収益、利益”までの一貫性の事です。
どんなにお申し込みやお問い合わせが多くても、「収益」や「利益」に繋がらなければ意味がありません。
コンバージョンを多く獲っていたとしても、獲ったら獲った分赤字になるというようでは、リスティング広告をやっている意味がありませんよね？
逆に、お申し込みやお問い合わせが以前よりも少なくなったとしても、その少ない見込み客が高確率で収益に繋がるようになったというのであれば、そちらのほうが広告として出稿をする意味はあります。
この”収益”を目指すために「まずはキーワードからだな」ではなく、ターゲットユーザーが「どこで」、「どのタイミングで」、「どんな心境で」、「何を期待して」検索をするのかを想像したうえで、その後のキーワード選定や広告文、ランディングページと組み立てていく必要があります。
それぞれのフェーズごとに、具体的にやることはバラバラですが、そこには「収益となるお客様＝ターゲットユーザーがどのように入ってくるのか？」という事を、念頭に置きながら考えていかなくては一貫性をもったアカウントを作ることが出来ません。
このように書くと難しいことのように感じるかもしれませんが、「お客様の事を考える」というのはリスティング広告に限らず、商売をされていたら当然の考え方でもあります。
それをあたり前のようにリスティング広告でも出来ているアカウントは、やっぱり自然とコンバージョンの獲れる調子の良いアカウントなのではないかと思っています。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
