新しい機能がリリースされるときはチャンスになる
2016年は色々と新しい機能が追加されましたよね。
従来よりも文字数の多い広告文を作ることが出来る拡張テキスト広告(Yahoo!広告は「拡大テキスト広告」)や、アドバンスドURLへの移行などなど、大なり小なり色々な新機能が追加され、また古い機能は停止されと変化の多い一年でした。
このような新機能が追加されるときは、大抵の場合、あらかじめ「こんな変更があります、○月△日からですよ」とアナウンスがあり、普段からアンテナを張っている人は、新機能が追加されたその日に、試してみたりするわけですが、リスティング広告を運用している方はそんな方ばかりとは限りません。
特に、自社でリスティング広告を運用している場合、Yahoo!広告やGoogle広告からのお知らせも、「またか」くらいにしか思わず、気が向いたら目をとおすという方や全く見ないなんて方もいらっしゃいます。
または、お知らせを読んだとしても、何の事だかさっぱりわからないという方も多いように思います。
こういった新機能がリリースされるタイミングというのは、基本的には広告主全体で同じだと思いますが(一部は違いますが)、その”新機能を導入するタイミング”というのはまちまちですよね。
リリース当日に導入する人もいれば、上記のようにお知らせを見ていなかったため、導入するタイミングが遅れてしまったり、導入しなかったりとバラバラになります。
すべての新機能が自社の広告にとって有効だとは思いませんが、有効そうなものであれば、いち早く導入しておく事で競合他社よりも一歩前に出る事が出来る可能性はありますよね。
先日追加された拡張テキスト広告なんかは良い例だと思います。
もちろん全ての広告主に対して有効だったかと言われたら、そうじゃなかったのかもしれませんが、全体的にクリック率上がったり、無駄な、ターゲットではないユーザーのクリックを減らすことが出来たり、コンバージョン率が上がったり、コンバージョン数が増えたりと、リスティング広告のパフォーマンス向上に繋がる改善が出来ています。
競合他社が導入する前に導入したから”他社の広告よりも目立った”という事もあるかもしれません、今後、競合他社の広告文もすべて拡張テキスト広告になったら、またパフォーマンスが元の水準に戻るかもしれません。
または、文字数が多くなったからいままで以上に商品やサービスの事を伝えることが出来たおかげでパフォーマンスが上がったのかもしれません、この場合、他社よりも想いを伝えることが出来たから、とも考える事が出来ますよね。
Google広告、Yahoo!広告と、共に新機能が追加される、その新機能が影響力が大きければ大きいほど、いままでの力関係が変わる可能性があります。
もちろん、それにより取り負けてしまう可能性も考えられますが、そこは前向きに「これはチャンスなんだ!」と挑んでいくと、意外と良い結果ばかりになると思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智