年末年始のリスティング広告運用の注意点とコンバージョン数を増やすヒント
「お問い合わせがあっても対応出来ない」とか「商品の発送が出来ない」など様々な理由から年末年始はリスティング広告を停止してしまう、という方もいらっしゃいますよね。
ですが、年末年始も通常通りリスティング広告は出稿し続けるという方もいらっしゃいますので、そういう方の為に、年末年始にリスティング広告を出す際の注意点を以下書いてみます。
・広告費の入金について
・広告の審査について
・休み中の予算の消化具合について
広告費の入金や広告の審査については、Yahoo!広告、Google広告とそれぞれに公式でアナウンスが出ていますので、その内容に従って入金や入稿をしておきましょう。
審査については、”キーワードの追加”、”広告文の追加”、”広告のリンク先ページの変更”など、それぞれ審査の対象となりますので、年内審査の期限内に済ませておく必要があります。
休み中の予算の消化具合については、何があるかわかりませんので、管理画面で確認をする事が出来る状況であれば確認したほうが良いですよね。
また、余裕を持った予算設定&1日の予算の設定をきちんとおこなっておくという事も大切かもしれません。
注意点としてはこれくらいでしょうか。
次は年末年始にリスティング広告を出す際のヒントと言いますか考え方ですが、これは年末年始に限らずだと思いますが、”年末年始に”自社の商品やサービスを検索するユーザーは、どういう動機で、どういう状況の時に、なぜ検索をするのか、という事を考える必要があります。
例えば、不動産だったり墓石だったりを販売している場合、年始に家族、親族が集まる時に購入を検討していると話をするために検索をしているのかもしれません。
もしそうであれば、購入をする本人以外が見ても良いと思えるようなコンテンツの一つとして用意しておくというのも一つの手ですよね。
また、検索をするユーザーも年末年始で家に居るとしたら、家のソファでタブレット端末やスマートフォンで検索をしているかもしれません。
もしそうならばスマートフォンで検索をされたときにきちんと表示されるような設定をきちんとしておく必要があります。
このように、ユーザーの状況をきちんと把握して、”年末年始だからこそ”のユーザー像を想像し、先回りして色々と準備しておくと、より良い成果を上げるきっかけに繋がりますよね。
また、自分の会社も年末年始はお休みで、お客様からお問い合わせをもらっても対応するのが年始の1月5日以降だ、という場合には、その旨をきちんとウェブサイトであったり自動返信のメールなどで伝えておくことも必要です。
ユーザーはお問い合わせなどの行動に移した時が一番関心が高まっている時ですし、そんなときに「いつ返事が来るんだ!?」とやきもきさせてしまうのはあまりよくないため、きちんと”返信は1月5日から”というように伝えなければいけません。
お問い合わせから返信まで、あまり期間が空いてしまうと、ユーザーのテンションが下がってしまう、興味が薄れてしまう事もありますので、もし可能であれば、休みの間、メールの返信が出来るようになるまでの間に何か提供できる仕組み(例、無料冊子など)を作っておく事も検討すると良いかもしれませんね。
以上です。
もちろん、100%取りこぼすことがわかっていながら無理に広告を出すという事はよくないので、そういう業種は休みの間は広告を停止しておいたほうがいいと思いますが、そうでないならば年末年始用のキャンペーンを考えて、今年はリスティング広告を走らせてみるのもよいのではないでしょうか。
株式会社アイエムシー 大塚雅智